日本人がコーヒーを飲んでも、ニューヨークのディーラーが儲かるだけで農園の労働者に渡ることはない。
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引用:https://readyfor-img.s3.amazonaws.com/project_photos/368/medium/f1814a5421a2d2fe64893103bd0b8a6c91e495de.JPG?1355398583



世界でコーヒーブームだが生産者は貧困

スターバックスやブルーボトルなどコーヒーチェーンが世界で成功を収めています。

日本でもセブンコーヒーなど、コーヒーの消費は拡大しています。

コーヒー豆の生産国は貧困状態で、日本人が払うコーヒー代の9割以上は、生産者には渡っていない。

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コーヒーの人気が高まりスターバックス以降の世界のコーヒーは品質重視で高級化が進みました。

第3の波“サードウェーブ”と言われるブルーボトルコーヒーなども新たなブームを起こしました。

一方日本では独自のコーヒー文化が発達していて、まず外国には無い缶コーヒーが普及している。


外国の大量生産、大量消費とは異なる『喫茶店』が発達し一杯ずつ丁寧に入れて高い料金を取り、客は長時間休憩した。

やがてバブル崩壊でのんびりした喫茶店は駆逐され、欧米からはスターバックスやタリーズが上陸した。

別な流れとしては日本マクドナルドが100円コーヒーを初めて安売りしコーヒー戦争の火蓋が切られた。


セブンイレブンなどのコンビニが参戦し成功を収めたがあおりを受けて缶コーヒーの売り上げは減少した。

日本でも世界でもコーヒーは広く受け入れられていて、水以外でもっとも多く飲まれていると言って良い。

だがそのコーヒー豆の生産者や労働者は、世界的な貧困が問題になっています。



コーヒー豆は構造的に儲からない?

コーヒー豆の生産地は何故か貧困国に多く、先進国や中進国ではあまり生産していない。

中南米やアフリカでは一日1ドル程度で雇われた労働者が、生産の担い手になっている。

この問題では一般的に、コーヒー豆は構造的に儲からないと説明されています。


だが日本人が飲む『緑茶』も『コーヒー』も同じ値段で売られているのを考える必要がある。

缶コーヒーと缶緑茶は同じ値段だし茶葉とコーヒー豆も似たような値段で、むしろ販売価格は茶葉やお茶のほうが安い。

それでも茶農家が貧困にあえいでいるとか、静岡の農家が一日100円で働いているなどはないです。


中国やインド、フィリピン、日本など茶の生産農家は、一般的な労働者と同じ収入は得ている。

茶葉とコーヒー豆は同じように手間が掛かり、人手も必要だが、コーヒー豆だけが構造的に儲からないというのは嘘くさい。

収入の一例を挙げると静岡県の茶農家の平均所得は700万円、一家数人の合計なので一人当たりでは安いが貧困とは言えない。

中国の茶農家の平均所得は50万円から100万円ですが、中国の農家の平均所得は一人10万円以下なので、それよりは高収入になっています。


日本に輸入した段階の値段では、同じ10リットルのお茶とコーヒーを入れるのに必要な分量で茶葉は67円、コーヒーは247円です。



お茶と比較したコーヒー貧困の理由

日本が輸入した段階で既にコーヒー豆は3倍なのに、生産車が手にする金額は非常に安い。

1杯のコーヒーを入れるには約10g必要だが、2018年にアラビカ豆は1ポンド(453g)1ドル以下で生産者から買い付けている。

このコーヒー豆10gを使って1杯400円のコーヒーを売ると、生産者が受け取るのは2.2円ほどになる。


お茶一杯分の茶葉は約2g、スーパーで売られている茶葉は100g500円くらいなので小売価格で1杯分10円ほどです。

緑茶の生産価格は1キロ2000円程度(一番茶、農林水産省)なので1杯分2gだと4円くらいになります。

コロンビアなどのコーヒー1杯分2円と、静岡茶の1杯分4円は思ったほど違わないが、1杯分の分量がコーヒーは5倍なので、同じグラム数だと茶葉は10倍高い。


生産者が業者に売る時の値段はコーヒー豆のほうが1杯分は安いのに、スーパーで買う時はコーヒー豆のほうが高くなっています。

原因は生産国から輸出して、日本が輸入するまでの中間コストにあると分かります。

全世界の全てのコーヒー豆は、農家との直接契約を除けば3社ほどの穀物メジャーが一旦買い取って、世界中に販売する。


全世界のコーヒー豆の80%以上がアメリカの穀物メジャーを通して、数倍もの値段で販売されている。

日本人がいくら高いコーヒーを飲んでも、アフリカ人には渡らず、ニューヨークやシカゴのトレーダーに渡ります。

加えて南米やアジア諸国が国策でコーヒー農園を増やした結果、生産量が増えて価格暴落を招いている。


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