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引用:http://livedoor.blogimg.jp/forauguisu-fontena/imgs/b/c/bc1f5261.jpg


アメリカではオバマケアで5000万人が無保険から脱出し保険加入できるようになった。

しかし民間保険に任せているため、皆保険開始によってかえって既存加入者の保険料は高くなり不評である。

保険会社は強制加入に変わったため、企業努力がなくなり競争もしなくなった。

強制保険なのに単一制度にしなかった事で、悪い面が出てしまっている。
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オバマケアが不評な理由

アメリカではオバマ大統領の国民皆保険制度『オバマケア』が開始され、全員が医療保険に加入したが、評判が良くない。

制度開始前、アメリカには5000万人の無保険者がいて彼らは全員、保険に加入する事ができた。

オバマケアの低所得者への補助金は、年間50兆円に達する。保険は民間会社の保険を利用し、政府は保険運営をしない。


保険料は国全体の平均で一人月額249ドル(約3万円)だが、ここから補助金が引かれる。

医療費の自己負担は年間で一人当たり6350ドルで、家族当たり1万2700ドルを超えてはならない。

保険会社は持病を理由に断ることはできないし、保険支払いに上限もない。


保険料は州ごとに違い、安い州は144ドルだが、高い州は425ドルになっている。

年齢、家族構成、健康状態などによって違う。

問題になっているのは、保険プランが自由に選べる点です。


自由に選べるといえば聞こえが良いが、統一されていないためある保険はA病院しか適用されないし、別の保険はB病院しか適用されない。

同じ病院でも外科では対象になるが小児科は非対応という事態になっている。



皆保険の自由化は失敗する

日本の保険制度は国民全員が同じ保険に加入することで、全員に同じ医療を提供し、圧倒的な交渉力で医療価格も政府が決定している。

例えば国保が”この薬代は千円が適切”と決めてそれ以上高価な薬は保険対象外としたら、全国全ての病院はその価格以下の薬しか使えなくなります。

アメリカでは多くの保険から選べる結果、A保険では1万円の治療費がB保険では2万円という事になる。


保険が民間に任されているので、病気リスクが高い人は保険料が高く、高齢者は若者の数倍の支払い金額になる。

つまり弱者ほど保険料が高いわけで、本来の趣旨とはかけ離れている。

結果として、政府の補助金で保険に加入できた人を除くと、多くの人は制度開始前より保険料が高くなった。


しかも保険内容は悪化し、今まで適用範囲だった病院が適用外になったりした。

なぜ制度開始で保険料が高くなりサービス低下したかというとオバマケアは強制加入なので、保険会社は競争しなくなり低価格にする必要がなくなった。

保険加入しない人には年間700ドル又は年収の2.5%の罰金が科せられるので、ほぼ全員が加入する。


オバマケアの間違いは、民間の保険会社に自由に運営させた事だった。

日本の強制保険には、健康保険と国民保険があるが、保険内容は基本的に同じで、国が運営している。

選択の余地は何もなく、全員が同じ医療を受ける。例外を認めないことで医療費を低く抑えている。


もし他人と違う医療を受けたい人は、保険外の高額な医療費を支払う事になる。

国民皆保険は政府が運営する単一保険でなれば、保険会社と病院を儲けさせるだけになる。

日本でも医療の自由化を主張する人が居るが、自由化して得をするのは保険を必要としない富裕層だけでしょう。


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