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引用:https://pbs.twimg.com/profile_images/469643262551027712/GixFd10e.jpeg



野生イルカと水族館イルカ

イルカの保護団体を自称する団体サイトには必ずこう書いてあります。

『野生のイルカの寿命は50年ですが、水族館のイルカは4年です』

海で幸せに暮らしていたイルカさんを捕まえて、50年生きるものを4年でしなせている、という説明です。

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数字や表現方法は違いますが、全ての反捕鯨団体やイルカ保護団体のサイトには、必ず書いてあります。

ところが自然界のイルカの寿命が何年なのか、ネット上でいくら調べても絶対に出てきません。

それもその筈で、いまだかつてイルカの寿命を調査した研究機関はないのです。


原因はイルカは広い海洋を移動して暮らしており、追跡が不可能。

電波発信機を取り付けたとしても、何十年も取り付けて追跡するのは不可能です。

僅かに一度だけ、アメリカでバンドウイルカの寿命が調査された事がありますが、推定で現在の年齢を割り出して数年間追跡して全体の寿命を推測するような方法でした。


目の前のイルカを何年か観察して、イルカ全体の寿命を割り出すのは無理があります。

参考までにこの調査では、生後1年で50%がしに、平均寿命は7歳だったとされています。

1年で半分が減る種の寿命をどう計算したら7歳になるのか分かりませんが、そのくらいいい加減だという事です。


成体に成長したイルカの平均寿命が7歳なのかも知れません。

しかも調査したのは、穏やかなフロリダ湾で定住していたイルカなので、平均的なイルカはもっと短い筈です。

仮にこの7年が少しは信用できるとしても、保護団体が主張する40年や50年とは大差があります。


次に水族館のイルカの平均生存年数は4年なのかを調べてみます。

これも野生のイルカの寿命と同じく、統計や調査はされていません。

保護団体は自分の正しさを補完する為に「野生のイルカは50年」 「水族館では4年」という数字をでっち上げているのです。


そしてウィキペディアに多くの種の寿命として、なんと水族館で生きた最高寿命を記載している。

説明したように野生イルカの寿命は一切不明なので、水族館で生きていた年齢を「野生のイルカの寿命」にしているのです。

水族館では10年生きるのは普通で、20年や30年生きているイルカも世界には結構います。


国内の最高記録では60年生きたイルカが居たとされている。

保護団体がサイトに書いている野性のイルカの寿命とは、水族館のイルカの寿命だったのです。



世界中の水族館からイルカが消える

世界水族館協会が、日本にイルカの捕獲を止めるよう要求したのは2015年でした。

世界動物園水族館協会(WAZA)が突然、日本動物園水族館協会(JAZA)に会員資格の停止を言い渡した。

世界の水族館のイルカの9割は捕獲イルカなので、捕獲を止めると全世界の水族館からはイルカが消える事になります。


追い込み漁で捕獲したイルカを飼育しているからという理由だった。

この手の国際的な機関全てに当てはまる事だが、数カ国の白人国家が決定権を握り、独裁的に支配している。

今回の決定もいかなる経緯で下された判断か、ブラックボックス化していて外部からは見えない。


2015年に日本動物園水族館協会が水族館の投票を行い、WAZAへの残留を決め追い込み漁のイルカ導入を禁止しました。

残留希望は99票、離脱希望は43票でイルカを飼育する水族館は34館なので、飼育している施設は離脱に投票したと推測できる。

この34館はイルカの飼育を続ける為に、日本動物園水族館協会(JAZA)から離脱する選択肢もある。


その後6施設以上が水族館協会を離脱し、今後も捕獲イルカの導入を続ける方針を示した。

イルカを水族館で飼育しているのは事実上日本だけで、外国で飼育されているイルカも、9割は日本から輸出した個体です。

10年間で国際取引された483頭のうち、9割が日本からだった。


イルカの人工繁殖は大規模な水族館では成功例があるが、小さな施設では繁殖自体が不可能です。

繁殖するにも親イルカを調達する必要があり、水族館で生まれたイルカを代々繁殖させるのは不可能です。

つまりイルカの捕獲を止めるという事は、現在水族館にいるイルカが居なくなったら、全世界の水族館からイルカが消えることです。

(2015年5月の記事に加筆修正し再掲しました)


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