風刺画の通りになってきたAIIB、参加国はお金を払って賛成するだけ
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引用:http://livedoor.blogimg.jp/bdur/imgs/c/9/c9af0c89.jpg


AIIBの設立協定が合意し、最終的な決定がなされた。

中国だけが拒否権を持ち、ほとんど会議は開かず、参加国への連絡は電子メールで済ませるという酷い物でした。


AIIBの詳細が判明


中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)の第5回首席交渉官会合がシンガポールで開催されました。

参加各国は、中国が議決拒否権を持つ事で合意しました。
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現在57ヶ国が参加を表明しているが、仮に56ヶ国が反対する議題でも、中国の一票で決定します。

代表理事が本部の北京に常駐しないことでも一致した。

つまり参加国が何らかの話し合いたい事柄があっても、本部に責任者が居ないという事です。


設立資本金は1千億ドル(約12兆円)と決まりました。

注目された中国の出資金は欧州各国の強い要求で30%未満に留まった。

総裁には中国の金立群元財政次官が就任する。


これは世界銀行の総裁をアメリカの財務長官が兼任したり、アジア開発銀行総裁を麻生財務大臣が兼務するような、ありえない人事です。

これによってAIIBは中国政府、ひいては中国共産党の支配下に位置付けられるのが確定した。


理事が常駐しないことで融資案件の審査は中国政府が決定し、他の参加国は承認するしかなくなる。

協議する機会もないし、情報も伝わってこない、おまけに中国は拒否権を持ちます。

理事会は代表12人で構成し、連絡や会議はなんと電子メールで済ませるのだという。


中国以外の理事国は、電子メールで連絡を受けて、賛成か反対かを聞かれるが、反対したら脱退するしかない。

当初から中国の専横は予想されていたが、想定を上回る酷さです。

日本は不参加を表明したが、参加しなくて良かったとしか言いようが無い。



日米はAIIB潰しで対抗

安倍首相は5月21日、アジア地域のインフラに2020年までの5年間で、約1100億ドル(約13兆円)を投資すると発表した。

13兆円は同じ日に発表された、中国主導のAIIB資本金とほぼ同額であり、強烈に意識しているのが伺える。

もっとも公式には「まったく意識していない」と言っている。


安倍首相は「いかなる国の恣意的な思惑にも左右されないフェアで持続可能なマーケットを作り上げよう」と案に中国のAIIBを批判した。

また日本が主導するADB(アジア開発銀行)は2017年から融資枠を1.5倍の約200億ドルに拡大すると決定した。

AIIBの1千億ドルと比較すると、ADBは増額しても200億ドルで大変少ない気がする。


しかしAIIBの1千億ドルは設立時の資本金で融資枠の事ではない。

資本金の1割ほどを融資枠にするのが通例のようです。

ADBの資本金は約1600億ドル(18兆円)だったので、12兆円のAIIBより最初から大きかった。


それをさらに1.5倍にするとすると、推定で約2000億円(24兆円)となり、AIIBの2倍規模になる。

実はADBの資本金の40%は日本が拠出しており、だから総裁はずっと日本から出ている。

ADBは日米両国が主導しているので国際格付けは最高位である。


AIIBは日米が参加しないので格付けが低く、資金調達の際の金利が高くなってしまいます。

すると途上国に融資する時の金利もADBは低く、AIIBは高い利息になってしまいます。

サラ金から金を借りるときを連想してもらうと、誰が利息の高い方からお金を借りるでしょうか?


日米両国は融資枠を拡大する事で、AIIBを潰しに来たと考えても良いです。

例えば中国から金を借りると金利5%、日米から借りれば金利3%だったら、返すつもりの国は全員日米から借りると思います。

中国から借りるのは、最初から踏み倒す気の国だけになる。


これがAIIB潰しの秘策です。


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