多くの人がやっている「投資」は上昇時に儲けて、暴落時に吐き出している
c6b10809fdae89f29c2789c70399688d
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/0a/c6b10809fdae89f29c2789c70399688d.png


2000年代にネット投資が可能になってから株ブーム、投資ブームで「投資をやれば儲かる」という広告やニュースが溢れています。

だが上昇後には必ず暴落するもので、暴落時に上手く逃げる事こそが本当の投資です。


投資とは素人がプロに挑む事

勝てる投資、勝つ投資は何かを考えるとき、人それぞれで皆レベルが違う。

自分が証券会社の敏腕トレーダーあるいは、マスコミやネットで取り上げられるようなカリスマ投資家だった場合、何でも勝手にやったら良い。

スポンサー リンク

彼らは「秒速1億円」を稼いだり、1クリック10億円を投資したりしている。

それで破産していないとしたら、常人にはない飛びぬけた能力を持っていると言えます。

だが世の中の99%以上の人は飛びぬけた能力を持っていないし、少しばかり他人より投資が上手くても、それでは全く通用しません。


例えクラスで1番走るのが速かったとしても、全国では通用しないように、世界を相手の投資では通用しないのです。

投資はネット上で全世界の誰でも参加できるので、貴方が今戦っている相手はNYのベテラントレーダーの可能性が高いからです。

鉄砲の撃ち方を知っている程度の人が、グリーンベレーやゴルゴ13と撃ち合っているようなものです。


ネット投資は誰でも参加できる為に、オリンピック・メダリストと草野球・市民ランナーが戦っている。

一般の人が投資をする時には「素人は絶対にプロには勝てない」という事実を認める必要があります。

これが最大の難関だが、書店に行けば「誰でも儲かる投資」ネットを見れば「毎日30分で資産10倍」みたいな騙し文句が溢れている。


彼らは一般の人を投資に誘い込み、金を使わせるのを目的にしているので、現実に「誰でも30分で資産10倍」など起こりません。

投資を始めた多くの人は何故か最初少し儲かり、その後僅かな損失を取り戻したい為に、数百万数千万をドブに捨てて破産しています。

途中で気づいてやめる事ができた人はラッキーで、『最後まで突っ込んでしまう』人が後を絶ちません。

投資で儲けるとは、ライオンの群れの中に落ちている一切れのパンを取りに行くような、割に合わない危険な行為です。



円安が作ったまやかしの好景気

東北地震の頃には1万円を大きく割っていた日経平均がアベノミクスで上昇、現在は2万円を超えています。

証券会社や経済学者、投資アナリストはいかに日経が魅力的で有利な投資かを熱弁振るって力説しています。

株以外のほとんどの投資も値上がりしており、日本は投資ブームに沸いていると言って良いでしょう。


ところがこれは毎回繰り返されてきた儀式のようなもので、証券業界の人と「勝ち組投資家」が一般投資家をカモにする過程に過ぎません。

言い換えると円安で日経平均はじめあらゆる相場が上昇するのは、負けるための一過程です。

日本の株式の保有総額の7割を日本人が保有し、3割を外国人が持っています。


7割を自国民が持っているのは世界でもかなり高く、外国人は3割しか持っていないと言ったほうが正しい。

ところが毎日の売買金額では逆に7割が外国人によるもので、日本人は3割しか占めていない。

外国人は3割の株を短期保有して、取り引きを繰り返しているのが分かります。


外人は米ドルを基準に日経平均を見ているので、円安では日本株を買い、円高では売りに出ます。

現在は歴史的に見てまだ円安なので外人は日経平均を買い、日銀と年金も買うので株価が上昇しています。

株式以外の投資対象も同様に、円安だと外人から見て割安なので、土地でも何でも買いに走ります。


こうして円安では株などあらゆる相場が上昇する好景気になって全員が儲かります。

これが永遠に続くと良いですが、当然こんな「まやかしの好景気」は円高になれば全て吹っ飛びます。

過去に何度も同じ事を見たはずなのに、毎回人々は浮かれ、永遠に株価は上昇すると思い込みます。


年収100億円のプロトレーダーが一瞬で破産したリーマンショック
394989_pic_970x641
引用:http://files.newsnetz.ch/bildlegende/31365/394989_pic_970x641.jpg


必ず負ける投資

残念ながらこうした円安に依存するのは負ける投資に含まれます。

日経平均が何倍に上昇したところで、円高で下がるのですから投資家全体では利益を上げられません。

上昇から下落に転じたとき、勝ち逃げに成功するのはプロ投資家で、逃げ遅れるのは必ず素人投資家です。


残念ながら世の中の投資のほとんどは、プロが勝って素人は負けるのが最初から決まっているのです。

平均的な素人が勝つには、プロに委託してしまい、ハンデを無くす方法もある。

投資には大きく分けて自分で銘柄を選択し自分で投資する「アクティブ投資」と、それらを放棄した「パッシブ投資」があります。


アクティブ運用は全てを手作業で(自動プログラムでも構いませんが)行い、下落時に買い、上昇後に売って最大の利益を得ます。

だがこんなのは「グランドキャニオンで綱渡りをして賞金を得る」みたいなもので、プロにしか不可能です。

99%の素人はにアクティブ投資では「高値で掴んで暴落後に投売り」してしまうのです。


もうひとつの問題は自分で頻繁に売買すると多額の手数料が掛かります。

投資の短期売買にのめりこむと、年間1000回など簡単に取り引きしてしまうので、手数料だけで膨大です。

もし自分が「天才ではない平均的投資家だ」と思ったら、こうした投資方法では100%負けます。



負けない投資はある

もうひとつの「パッシブ投資」とは一言で言えば、投資信託やETFなどプロの運用に任せて放置する事です。

自分で行うのは銘柄選択と組み換え、年単位の長期的な売買といったところで、1年間ひたすら何もしません。

とても効率が悪そうですが、99%の平均的投資家はこちらのほうが利益が期待できます。


気をつけるのは投資信託にも「悪い投資」が存在する事で、まず売買手数料と委託手数料が高いのは論外です。

「日経平均」「先進国株式」「新興国債権」など大きな枠組みの投信は手数料が格安ですが、細分化するほど手数料が高額です。

投信には多くの銘柄がありますが、実は大半の銘柄が「為替レート」に連動して上下します。


国内銘柄を組み合わせた投信は全て円安で上昇し円高で下落するので、円高の時には暴落します。

外国の株式などを組み合わせた投信も同様に、円高ではドルが目減りするので暴落します。

これを防ぐには「為替ヘッジつき」外国投信を組み合わせる方法があり、これなら円高の時に利益を見込めます。


基本的な考え方は日本と世界に分散し、株式だけでなく債券にも分散投資しリスクを低下させます。

低コストな投信を選ぶと自動的に「世界株投信」「世界債券投信」「国内株連動」「国内債券連動」の4種類程度になるでしょう。

まったく面白味のない投資商品ですが、面白くて値動きが激しいものほどハイリスクです。


一度に全て投資するのではなく、期間を分散するために毎月定額投資などを利用したほうがリスクを減らせる。

こうして円安の時だけではなく、円高の時にも利益が出る銘柄を組み合わせる事によって、負けない投資が可能になります。

もちろんここまで書いた事は、自分が天才だとか、優秀なトレーダーだと思える人には無関係です。


スポンサー リンク