普通の国産カブトムシは安いので儲けるのは難しい
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引用:http://www.e-mushi.com/kabu_sei/image1.jpg



暑くなると日本では昆虫の季節で、嫌な虫からカブトムシまで羽化し活動を始める。

そのカブトムシは今やホームセンターで買う物になっていますが、副業として養殖すれば儲かるのでしょうか。


国産カブトムシの飼育で儲かるか?

インターネットサイトやネットオークションを見ると数万円のカブトムシが並んでいるが、それらは外国産のカブトムシです。

日本産の普通のカブトムシは500円くらいで買え、希少な外国産だと天井知らずになります。

国産でも大きさによっては5000円以上の値段で取引される事がある。

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因みに国産クワガタは1000円から2000円くらいが多くカブトムシより高いようです。

一時期「カブトムシを育てれば売れる」というので飼育する業者や個人が増えました。

変わったところでは俳優の哀川翔が専用飼育所で毎年5000匹のカブト虫を飼育して、昆虫アニキと呼ばれている。


個人が国産カブトムシを養殖しても大規模業者が安売りしているので利益はまったく出ない。

国産カブトの販売価格は500円なのだが、実は業者の卸価格は1ペア50円でしかない。

業者と言っても余った田んぼや畑に腐葉土を敷いて幼虫を埋め、初夏まで放置して、羽化したのを捕まえて出荷する。


手間の掛からない農家のアルバイト的な事で、ほったらかして地面に出てきた物を採集し出荷します。

養殖場と言っても見た目は「土捨て場」のように見え、大規模なところは「放置耕作地」つまり荒地みたいな感じです。

カブトムシは羽化してもすぐ飛んでいく訳ではないので、ビニールシートやネットも掛かっていない事が多い。



外国産のカブトムシ

羽化したやつを毎日農家の人が拾って歩き、数が貯まったら出荷する。

逆に言えば昆虫を飼育するようなスタイルで手間隙を掛けていたら絶対に利益が出ないし、不作だった時は借金まで背負うハメになります。

ホームセンターは50円で仕入れて500円で売るが、輸送や展示の経費もかかり販売までにしんでしまう個体も多い。


元もとの寿命が短く販売するまでに寿命になる個体も多いので、あまり高値では売れない。

業者から大量に仕入れる客は、販売というより子供を集める為に、無料で配るイベントを開催する事が多い。

そういえば夏休みには「カブトムシ大プレゼント」とかの企画が必ずありますね。


ペットショップなどに売っても1匹25円の売上であり、自分でネットオークションで販売しない限り利益は出ません。

クワガタ(オオクワガタ)はカブトムシより高額なのですが、やはり自分で販売しないと利益を出すのは困難です。


珍しい外国産のカブトムシなら、かなり高額になるので挑戦する価値はありそうだが、繁殖が困難だから高値が付いている。

中にはカブトムシやクワガタ数万匹を養殖する昆虫工場があるが、外見は普通の農家や倉庫なので外からは分からない。

国産カブトやクワガタは簡単に増やせるが、ヘラクレスオオカブトやニジイロクワガタも養殖できる。


温度管理はもちろんの事、土壌つくりや産卵木、菌糸の培養やエサなど独自のノウハウを持っている。

養殖に成功すると外国産クワガタで5千円以上、外国産カブトムシは1万円以上で販売でき事業化している人も居る。

中には10万円以上の値が付くこともあるようですが、高い昆虫ほど養殖は困難になります。


場所が分かると盗みに来たり妨害する人も居るので、カブトムシ工場は秘密になっている事が多い。



カブトムシと日本文化

都会の小さなホームセンターでも、6月に入ると「カブトムシ飼育セット」のコーナーができ、飼育ケースやエサが並べられるようになった。

どう考えてもその辺にカブトムシが居るはずが無いので、通販やホームセンター、ペットショップで買うのでしょう。

親にとって好都合な事に、カブトムシの成虫の寿命はひと夏で秋には居なくなってしまうので、虫嫌いの母親でも我慢できる期間です。


このカブトムシ飼育セットなのですが、他の昆虫用も含めて日本にしか存在しないようです。

西洋では虫を飼うのは悪魔を飼うくらいに忌み嫌われるしアメリカも同じ、アジアは虫は多いのだがわざわざ飼育する人は少ない。

そういえば「アリの飼育セット」で夏休みの研究をするのが定番だった。


飼育セットは数百円から3千円と、買い物のついでに親が買ってしまいそうな値段になっている。

内容は止まり木、エサゼリー、小バエ防虫剤、シートなど、有っても無くても良さそうなものが詰められている。

別々に買うとそれなりの値段だし、飼育ケースは夏が終わると小物入れに使える。


今のカブトムシはキュウリやスイカの皮ではなく、高栄養でバランスの取れたゼリーを与える事になっている。

密閉された部屋で野菜クズを放置すると臭いが酷いし、小バエが寄ってくるのでゼリーにした方が良い。

肝心のカブトムシは一匹でも売っていますが、オスメスのペアで売られている事が多い。


バラ売りすると皆がオスを買って、メスだけ売れ残ってしまうので、ペアで2匹を販売しています。

飼育は室内が高温や、エアコンで低温になり過ぎないようにすれば、ひと夏を生かすのは難しくないでしょう。

多くは夏休みが終わる頃に元気が無くなり息絶えるのだが、それが寿命です。


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