欧州平均の出生率は日本と変わらない
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欧州は1990年以降、移民と難民を受け入れ続け、今や総人口の20%を「外国人」と子孫が占めています。

これで欧州は少子高齢化を解決したのだが、実際は20年ほど問題を先送りしただけでした。


難民で少子化解決?

2015年は欧州への難民問題が火を噴き、国家や社会を揺るがす大問題に発展しました。

8月までにEU域内に入った難民および移民は、公式には35万人程度とされているが、実際には100万人を超えたと報道されています。

それだけ密入国した人が多かったわけで、成功する人が多い分だけ後に続く人が増え、新たな難民を呼び込みました。
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2014年には海路で地中海を小船で渡る人が多く、大半は沿岸のギリシャやイタリア等に辿り着いた。

船が転覆して犠牲が出ると、なぜか英仏独はイタリアとギリシャを攻め立て「人道的な措置」を採るべきだと言った。

沿岸国は海軍や海上警察を動員して、片っ端から入国希望者を救助しては、救済を要請した英仏独に送り込んだ。


するとシリアやアフリカ諸国の間では「欧州では難民に寛大だ」という評判が広がり、海路だけでなく、陸路からも欧州に押し寄せました。

2015年の8月には難民入国がピークに達し、ドイツのミュンヘンだけで毎日1万人の難民が列車で輸送されてきた。

受け入れ態勢が破綻した各都市は新たな受け入れを拒否したり、国境で検問を敷いて封鎖したが、現在も流入は続いている。


こうした経緯で今年だけでドイツに約100万人、欧州全体では100数十万人が入国するとみられています。

一部の市民は反対しているものの、多くの政治家は受け入れを表明していて、最大の理由は人道の他に経済効果の期待があります。

難民や移民は無一文なので政府が支援する必要があるが、人口が増えるという点で、赤ん坊が大量に生まれるのと同じだと認識されている。


一時的には難民の援助でお金が必要になるものの、人口が増えれば労働者や消費者になり、欧州経済を潤すと考えている。

欧州は日本と同じか日本以上に少子化が深刻で、移民と難民を除けば、人口がマイナスで推移しています。

ところが移民で手っ取り早く少子化を解決したら、解決困難な現象が次々に発生しています。



移民で出生率は増えなかった

最大の問題点は少子化を解決するために移民を受け入れたのに、多くの国で少子化に歯止めが掛かっていません。

フランスでは一時少子化が進行し人口が減少したが、移民を受け入れたら出生率が2.0を超え人口が増えました。

日本もフランスのように移民を受け入れ「女性に優しい社会にするべきだ」と移民賛成派や左翼の人たちは必ず例に挙げています。


ところが移民導入後に出生率が増えたのがフランスくらいで、他はほとんど減少したのを、彼らは絶対に説明しません。

欧州の出生率地図を見ると一目瞭然で、主要国で出生率2.0を超えたのはフランスだけで、イギリスと北欧が1.9を超えている。

だがドイツなど他の国は1.3から1.5が殆どを占めていて、日本の1.42より多くはありません。


これを見る限りフランスの出生率が移民を受け入れたからとは考えられられず、同じように移民を受け入れたドイツの1.36を説明できません。

出生率に影響を与えたのは移民の割合より社会制度や国家の違いだ言え、移民導入後に多くの国は出生率が低下したのです。

例えばドイツの総人口8100万人のうち、20%に相当する1600万人が移民とその子孫でした(2014年政府調査)


2世や3世を除いても1100万人が移民で、大半は1990年の東西統一以降のどさくさに紛れて入国しました。

ドイツの人口は1970年代に7800万人で、現在は8100万人なので、ほとんど増えていないのが分かります。

引き算すると元もとの「ドイツ人」は40年間で7800万人から6400万人に減少した事になる。


移民1世だけで欧州人口の13%、2世3世以降の合計は20%に達している。
一方で「欧州人種」は減少している。
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引用:http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/images/1171.gif



移民に頼り出生率回復の努力をしない

これが典型的な「悪い移民国家」で移民だけがどんどん増えていき、元々その国に住んでいた人種が減少しています。

出生率低下や少子高齢化に苦しむ国は、現在の日本のように「女性の育児負担を減らす」とか「学費や養育費の補助」などを打ち出すと思います。

日本のような閉鎖国では、子供が生まれなければ国は滅びるのが実感できる訳で、国や政治家も真剣になります。


だが移民を受け入れれば問題が解決するとなったら、国民にも政府にも危機感がなくなり「また移民を入れれば良い」と考えるようになります。

欧州に入国した難民は、移民も含めて2014年に21万人だったが、2015年には既に40万人に達しようとしている。

だがこれは公式発表であり、その2倍以上だとする報道も多くされていて、その全員を欧州を受け入れる事にしています。


政府が移民を受け入れれば受け入れるほど、本質的な「少子化対策」は行われなくなり、元もとの人種は減少します。

「ドイツ人」が40年間で1400万人減少したのと同じ事が、イギリスでもフランスでも北欧でも起きています。

2つめの表を見ると「外国生まれの移民」は既に欧州で13%以上を占め、2世や3世の合計では20%近いのが分かります。


これだけ大量の移民を受け入れたのに、欧州の人口増加は2000年以降で約2%に止まり、2040年以降は減少し始めると予想されています。

欧州では移民による暴動が頻発していて、フランス・スウェーデン・イギリスで特に激しい暴動が頻発している。

この3カ国は移民受け入れで人口が増加した成功国、特に移民が多い国でもあります。


ユーロスタットの長期人口推計はが2011年に公表したEU27カ国の人口予測では、2040年に人口減少が始まります。

因みに「移民なし」の条件では2020年には人口減少が始まるそうなので、その意味では20年ほど遅らせる。

短期的には移民で人口が増えても、長期的には人口は増えないという残念な予測がされているのです。

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