野茂英雄がアメリカに渡ったのは監督と喧嘩したからで、契約金や報酬は無かった。
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引用:http://mop-upguy.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2014/01/17/cpict0038.jpg


日本のプロ野球のしかもトップクラスの選手が、次々にアメリカに行き、空洞化と言われたりもしました。

それでも日本野球は過去最高の観客動員を達成しましたが、野球選手はなぜアメリカに行くのでしょうか。


日本人選手がアメリカに行く理由

日本で活躍したトップクラスの野球選手の多くはアメリカを目指し、メジャーリーグに移籍する日本選手が多い。

甲子園で活躍して日本のプロ野球で活躍すると渡米してしまうので、まるで日本はアメリカの下請けをやらされてるようです。

原因は日本と比べてアメリカの野球選手の年俸が高すぎることで、決して日本が不当に安い訳ではありません。
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お金のためではないと選手は言いますが、日米の年俸があまり変わらなかった時代は、選手らは「日本でプレーしたい」と言っていました。


日本プロ野球で過去最高年俸は2004年、6億5000万円の佐々木主浩で、他に6億円台は松井秀喜、現巨人の阿部慎之助だけでした。

アメリカ野球の年俸は高騰して、近年は年30億円に達しているので、トップ選手の年俸は日本の5倍だと言えます。

日米の年俸格差は王、長島の時代からずっと3倍くらいで、2008年ごろから拡大しました。


日米の景気とか経済力が原因ではなく、2008年にアメリカで地上派・衛星の無料テレビ放送が廃止され、全て有料に切り替わりました。

その結果テレビ局が野球に支払う放映権料が高騰し、そのお金が選手の年俸を吊り上げたのでした。

アメリカは30球団ありますが、一番弱く不人気なチームでも15億円、ヤンキースは推定300億円以上を受け取っています。


きっとアメリカでは有料テレビで野球の人気が凄いので、それだけ払ってるのだろうと想像しますが、アメリカでは野球はとても不人気です。

日本で言う卓球とかの深夜放送みたいなもので、視聴率1%を超える試合は年間でも多くありません。

視聴率0%や視聴者ゼロ人の番組もかなりあるのに、それだけの契約料を支払う理由は「コンテンツ不足」にあります。



視聴率ゼロでも高額な放映料

アメリカのテレビは全て有料になりましたが、今までのテレビをチャンネルごとに有料にした訳ではありません。

今まで通り全てのテレビ局を見たければ、毎月1万円をケーブルテレビに支払う必要があり、そうでなければ限られた番組しか見れません。

なるべく多くの人に毎月1万円プランに加入させるには、視聴率ゼロでもあらゆる物が見れる必要があったのです。


それにスポーツ番組は生放送の視聴者が大半で録画して見る人は居ないので、CMが視聴される割合が高く、局側の売上が多くなります。

こういうスポーツとは関係ない大人の事情でアメリカの球団にスーパーバブルが起こり、それがマーくんやダルビッシュの年俸になりました。

楽天の田中将大投手がヤンキースに移籍したときは、7年1億5500万ドル(約159億円)、年俸で2000万ドル(20億円)以上でした。


イチロー選手はあまり試合で使って貰えないのに、アメリカに止まって居るのを不思議に思う人は多いでしょう。

巨人や古巣のバファローズなど、複数の日本球団が高額年俸で誘ったが、イチローは全て断ってきました。

一番の理由はアメリカでのプレーに生き甲斐を感じているとかでしょうが、お金という要素は見逃せません。


イチローの日本での最高年俸は5億円で、アメリカでは最高15億円だったが、2014年は7億円といったところでした。

イチローが例えば日本の巨人でプレーしても、他の選手とのバランスもあり、最高6億円でアメリカより低い。

さらにアメリカの方がスポーツ選手への税率が低いので、手取り収入ではもっと差が開いてしまいます。


さらに日本の野球選手より、アメリカでプレーする日本人選手のほうがCM出演料が高額になります。

現在のイチロー選手の年俸はもっと下がっていますが、日本の球団から1億円くらい多くもらっても、手取り収入は減ります。

日本でフル出場するよりも、アメリカでベンチに座っているほうが、1.5倍か下手をすると2倍の収入になるのです。

そしてアメリカでのプロ経験年数が一定に達すると、スポーツ年金のような制度に加入でき、老後も保障されます。



日本の野球選手の実際

プロ野球の1軍選手は最低年俸1500万円、2軍選手は最低440万円、育成選手(1軍の試合に出れない)は最低240万円。

野球は新人の契約金上限が1億なので、仮に1年で挫折してもドラフトで高評価だった選手は契約金が残る。

甲子園で活躍して高額の契約金でプロ入りし、パッとせず去っていくプロ野球選手が毎年いるが、それも彼らは入団時に結構な契約金を受け取っている。


ドラフト交渉の契約金は指名順位1桁だと1000万円から1億円で、さらに年俸500万円程度が加わる。

1年で故障して3年で球界を去っても、ドラフト1桁選手は合計2500万円以上は受け取るので年収800万円である。

こうしてプロ野球選手になった人の中で、その後も活躍する選手は少なく、まして日本で年俸5億円貰う選手は稀です。


それがアメリカに渡れば最低でも年俸5億円は貰え、10億円以上も可能となれば、日本よりアメリカに行くのも無理からぬ事かも知れません。

ケーブルテレビの問題などもあり、もう暫くは日米格差が大きい時代が続くでしょう。


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