中国は若者が急激に減り、財政も急速に悪化します
e568cc02
引用:http://livedoor.blogimg.jp/kugelschreiber12/imgs/e/5/e568cc02.jpg


中国は生活水準の向上と高齢化によって、政府の社会保障支出が急増しています。

不況で税収が減る一方で、毎年30%も支出が増加しているとされています。


社会保障費が急増

中国では所得が増えて生活水準が向上した一方で、高齢化が進み社会保障費も急増しています。

中国の人々は30年前よりずっと良い暮らしをしているが、当然ながら良い生活をしている分、社会保障費も増えています。

1980年代には中国の社会保障費はほとんどゼロで、1990年代や2000年代でも極めて小額に止まっていました。
スポンサー リンク
2009年には約1兆元(約20兆円)だったのが、2014年の調査では2兆6100億元(約52兆円)に増えています。

中国は一人っ子政策を続けてきた結果、高齢者に対して若者が少なく、今後は日本以上のペースで高齢化が進みます。

中国では2000年代以降に皆保険や皆年金に近い制度を始めていますが、制度は赤字のため、国や地方政府が資金援助しています。


一般財政支出のうち17.2%を占め、最も大きい支出項目となっている。

中でも、社会保険に関する支出が急増しており、直近5年間で2.4倍となっている。

中国は2020年台には人口減少に転じると予想され、既に労働年齢人口は減少しています。


加えて男女比で男性の方が多いので、女性の出生率より社会全体の人口推移は低くなってしまいます。

中国女性の出生率は1.3から1.5で、日本の1.4と同じ程度とみられています。

中国の高齢者比率は10年後の2025年には15%を超え、以降も急激に高齢化の進行が予想されています。



地方債務が急上昇

中国の地方債務は社会保障費の上昇や不況による税収減少などで、急上昇しています。

中国の第一財経日報によれば、地方債務残高は2014年末で、24兆元(約460兆円)に達しています。

2013年には約18兆元(346兆円)だったので、1年で30%以上減少しています。


この増加ペースは社会保障費の増加ペース「5年間で2倍」に近いので、ある程度信憑性があると考えられます。

米紙W・S・ジャーナルでは地方債務を22兆元以上と推定していて、ほぼ一致しています。

WSJでは地方債務の内訳を、リスクの高い不動産取引の資金が18兆元で殆どを占めているとしています。


因みに日本の地方債務残高は財務省発表で約200兆円で、最近10年は増えていません。

では地方債務が現時点で約25兆元(500兆円)として、中央政府の債務はいくらあるのでしょうか。

中国社会科学院では公的債務が56兆元(約1100兆円)と指摘し、欧米の経済誌によればその2倍はあるという。


中国は公的債務の多くを債務に計上せず、民間銀行(存在しないが)の借金を装っています。

中国の銀行は国営銀行と公的銀行しか存在せず、民間銀行とはシャドーバンク(影の銀行)の事です。

公的債務のうち多くは、銀行やシャドーバンクが事業に投資した事にして、付け替えています。

例えば中国の鉄道は毎年数十兆円もの赤字を出し続けていますが、国の借金には含まれて居ません。

スポンサー リンク


スポンサー リンク