金融資産の大半を高齢者が独占
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引用:http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-07-6c/hyper_kurakura/folder/452295/29/13102329/img_0?1378618539


高齢者の消費が消費全体の半分を占めていると発表されました。

人口比では少ないグループが最大の資産を持っているという、歪んだ構造が明らかになっています。


資産も消費も終身雇用世代が独占

内閣府は12月28日、60歳以上の高齢者支出が消費の半分を占めていると発表しました。

報告書「日本経済2015―2016」の中で発表しました。

この中で高齢者の中で働いている世帯は、無職世帯より支出が毎月7万円多かったと指摘しました。
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現在65歳以上が人口に占める割合は25%で、報告書では60歳以上を高齢者としているので、30%程度と考えられます。

人口比率で30%の人達が消費の50%を占めている訳で「高齢者はお金を使わない」という定説は間違っていたのが分かる。

もっとも日本の1600兆円の個人資産のうち、65歳以上が6割を占めていて、資産の割合ほど消費していません。


これも「個人資産の6割を65歳以上が占めている」という事なので、60歳以上に直すと、65%程度と考えられます。

日本の大きな問題点は、高度成長と年功序列、終身雇用だった世代が冨の殆どを独占している事です。

個人資産の年齢別分布は70歳以上が18%だが、一人当たりの資産は全世代で最も多くなっています。


次いで60代が約25%、50代が約22%、40代が約18%、30代13%、20代は僅か2%となっています。

30代以下は資産より借入金が多いので、正味の資産は「ゼロ」で40代も借金を引くと僅かしかありません。

つまり借金を引いた日本の資産の大半は50歳以上、中でも60歳以上に集中している実態があります。


資産と借金がトントンだったり、借金が多かったら、見た目にお金持ちでも贅沢はできません。

今の日本で贅沢な暮らしができるのは、高齢者世代だけです。


物よりサービスが多いので、一見支出しているように見えない
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引用:http://www.nissui.co.jp/academy/data/05/images/chart_02.gif



働かないアリも貢献している

高齢者に資産が偏在しているのは困った事ですが、ある意味では経済にプラスに作用します。

例えば酷い言い方ですが、どうせ高齢者は早くなくなるので、資産は次の世代に引き継ぐか税金で消えます。

次の世代に受け継がれた資産は恐らく社会に循環し、消費されるでしょう。


日本でも欧米でも平均すると、親が残した金を子供が半分にし、孫の世代で使い果たすそうです。

世代交代すると税金をかなり取られるので、どうせそうなるなら、生きているうちに使ってもらいたいものです。

もう一つの良い点は、高齢者の多くはお金を使うだけで(あまり)労働をしないという所です。


一般的に日本では、働かずに遊んでいる奴は、人間のくずだなどと言われますが、経済的には神様です。

経済が良い悪いと言いますが、経済が「悪い」とは労働者が多く消費が足りない事を指しています。

逆に好景気とは労働者が不足し、消費が非常に多いのを示しています。


世の中がニートや引き篭もり、高齢者だらけになったら、有識者は頭を抱えるでしょうが、空前の好景気になります。

労働市場に参加せず消費だけしている人は、確実に日本の景気を良くしているので「神様」なのです。

逆に高齢者とか主婦を含めた国民全員が働くようになったら、消費は同じなのに労働者だけ増えてしまいます。


仕事をしたい人が1億人居るのに、仕事は6000万人分しかないという状況になります。

昔の日本は主に男性しか働いていなかったので、労働者は人口の5割程度しか居らず、だから失業者が少なかった。

つまり日本という国には元々、国民全員が働くほどの仕事は無いので、働かない人が一定数居ないと困るのです。


「働かないアリも群れに貢献している」という趣旨の本がありましたが、人間社会も同じです。

日本政府は「高齢者も働け」と言っていますが、お金の有る高齢者が働いたら、その分不景気になるだけです。

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