韓国が配備を希望する場所からはソウルを守れない。
20160212-00000965-chosun-000-view
引用:http://lpt.c.yimg.jp/amd/20160212-00000965-chosun-000-view.jpg


韓国は新型迎撃ミサイルTHAADの配備をアメリカと協議しているが、中国に配慮してソウルから離して設置したいと言い出した。

首都のソウルを守らない事で中国や北朝鮮に配慮しようとしているが、では何を守るのだろうか。


THAADミサイルはソウルを守らない

韓国はアメリカのTHAADミサイル配備を検討しているが、中国が強く反対しています。

2月16日に中国と韓国の外務次官が会談したが、中国が反対を表明し、韓国は米国との協議を伝えただけだった。

だが韓国はTHAADミサイルを配備する地点については、中国の希望に沿う決定を下す事にしている。
          スポンサー リンク


韓国が弾道ミサイルから守りたいのは恐らくソウルだと思われるのだが、中国の猛抗議の結果、ソウルを守らない事にしました。

ソウルは旧百済の首都で南北朝鮮の中心に位置するので交通に便利だが、北朝鮮から最も近い位置にあります。

当然ソウルは中国からも最も近い位置にある訳で、中国に敵対するものだと抗議を受けました。


中国と北朝鮮の抗議を受けて韓国は、THAADミサイルをソウルから約250キロ離れた大邱市に設置する事にした。

THAADミサイルの有効射程は200キロ程度なので、ソウルを弾道ミサイルから守ることは出来なくなります。

ではどこを守るのかというと米軍基地のある平沢や大邱、倭館、釜山という事になり、ソウル市民からは不満がでている。


ソウルを守るにはソウルより敵側か、ソウル周辺に配備するのが望ましいので、首都防衛には役立たない。

加えてTHAADを設置する中心部の大邱は山間地なのでレーダーが届く範囲は狭く、運用に制限を受ける可能性が生じる。

韓国はTHAADとは別に、より射程距離が短いパトリオットPAC-3の導入を決めており、在韓米軍は既に配備している。



首都防衛より中国の機嫌を優先

PAC-3は弾道ミサイルが自分の頭上にきてから発射して迎撃するもので、THAADとは役割りが異なる。

頭上で迎撃したら爆発して降ってきそうだが、計算上は被害はかなり少なく済むとされています。

THAADとPAC-3を重層的に配置することで、どちらかが撃ち漏らしてもどちらかが迎撃する事になっています。


日本の場合はこれに加えてイージスミサイルも加えて、三段重ねの迎撃システムを構築する事にしています。

計画ではソウルに配備されるのはPAC-3だけなので、どれだけの効果があるのか疑問視されています。

さらに北朝鮮からソウルへは野砲や自走砲といった通常砲弾でも届くので、ミサイルを防いでも被害は免れない。


ソウルの北側には北朝鮮軍の主力部隊が包囲していて、数万発の砲弾を一日で発射できるとされている。

韓国が中国に配慮してTHAADを南部に移動させた場合、日本からソウルを守るような位置に設置させる事になる。

韓国は表面上日本と和解し、米国と軍事協力する事にしたが、実態は中国や北朝鮮に配慮し、日米と天秤に掛けている。


中国がTHAADミサイル配備に反対しているのは、中国製兵器で米軍に通用するのは弾道ミサイルしかないからです。

このうえ弾道ミサイルが無力化されたら韓国に対する中国の影響力は大幅に低下するので、全力で反対しています。

そして韓国は最大貿易相手が中国なので、中国の機嫌を損ねて経済制裁を受けるのを恐れている。

          スポンサー リンク


          スポンサー リンク