首相の頭の中にあるのは、もはや選挙だけ。
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引用:http://i2.wp.com/galapgs.com/wp-content/uploads/2014/11/65a7480c.jpg?resize=1280%2C720


日本経済は益々窮地に陥り、このままでは3年連続マイナスかゼロ成長が確実な情勢です。

原因は安倍政権が3年間、何の景気対策もしなかった事で、景気が悪化しているのに「順調に回復している」と言っている。


安倍用語連発で珍問答の国会

安倍首相が難解な「安倍用語」を国会で連発して混乱させている。

むかし宮沢喜一首相が「コミットする」など変な和製英語を連発して不評だったが、同じくらい分かりにくい。

安倍首相は「消費税を必ず10%に増税する」「増税を絶対にやり遂げる」「2017年の消費増税に変更は無い」と毎日発言している。
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それでいてテレビや新聞には『安倍首相、増税延期を決断』などと書かれ、国会以外では増税延期と話している。

5月に増税の是非を決断すると周囲に放しているようで、これではホラ吹き男と呼ばれても仕方が無い。

3月末には2016年度予算案が国会で成立したが、「補正予算を組むつもりは全く無い。」「絶対にない」を繰り返している。


だがマスコミには補正予算の金額予想が踊っていて、ここでも国会とマスコミと周辺で2枚舌を使い分けている。

安倍首相本人の言葉に意味はなく、ここではマスコミの記事のほうが正しいらしい。

首相は2016年度予算の早期執行と前倒しを指示していて、予算を早く使いきれば当然年度の後半で予算不足が起きる。


そこで夏以降、あるいは選挙が行われる7月頃にあわせて、大規模な経済対策を発表し支持率を上げる。

どうもこういう姑息な人気取りに終始していて、最初の頃の気概はなくなっている。

補正予算は最初3兆円と言っていたが、日銀が需給不足8兆円と言っているので、補正予算8兆円でようやくプラス成長が見込める。

つまり補正予算3兆円では、2016年もマイナス成長が確実になる。



2年前の公約違反

マスコミよると、安倍首相は近いうちに補正予算の検討を関係機関に指示する、と書かれている。

「絶対に補正予算は組まない」「頭の片隅にも考えた事が無い」筈なのにである。

新聞によると政府内では5兆円から10兆円の補正予算を希望する声が出ているが、実施されるかは未知数だ。


何しろ首相は2年間も日本のマイナス成長を放置して何もせず、「景気は順調に回復している」を連発してきた。

まるでミッドウェー海戦や太平洋の戦場で連敗しているのに「わが軍は連勝している」と言い続けた東条首相のようだ。

安倍首相が「日本の景気は順調に回復」などと言って補正予算を組まなかったり、3兆円でお茶を濁す事も在り得る。


察するところ首相の最大の関心事は日本の景気ではなく、次の選挙で勝つ事だけだと思われます。

選挙に強かったのは最近では小泉首相で、安倍首相は小泉首相に取り立てられて首相になった人だ。

選挙に勝つには理屈より勢いとサプライズ(驚き)、正しい事をいくら説明してもこの国の国民には効かない。


2008年の民主党圧勝のように、選挙はブームと勢いで、誠実さや真面目さは票にならない。

恐らく5月末のサミット後に衆議院解散を宣言し、7月に衆参同日選挙になると、マスコミは予想している。

その日にあわせて消費税先送りや大型景気対策などを、ボンボンボンと発表して勢いをつけたいのだろう。


だがこの手は2014年の衆院選と同じ手であり、首相は消費増税延期と景気対策、デフレ退治、賃金上昇、原発再稼動、強固な防衛政策などを約束した。

2年後に今どうなっているかというと、安倍首相は増税延期以外何一つ公約を実行せず、日本の国力が落ちるに任せている。

2012年に自民党総裁、首相に就任したときの公約も、ほとんど何も実行していません。

日本の有権者は同じ手品に3度続けて騙されるのだろうか?

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