中国で病院を検索すると、必ずこの病院がトップに出る
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引用:http://www.huaxunwang.com.cn/upload/2016/05-03/133201624797598_42.png


中国で起きた医療過誤事件が、人民の衝撃と怒りを買っています。

合計20兆円の予算を持つ中国軍と武装警察が、がん患者を騙して偽療法で金儲けしていました。


偽療法でだまされた学生

中国で起きたある医療過誤が、中国人社会に大きな反応を引き起こしています。

当事者の大学生、魏則西の名前を取って「魏則西事件」と呼ばれています。

中国で最も有名な大病院、人民解放軍、ネットの広告産業などが加害者になりました。
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滑膜肉腫とは若者が多く発症するガンの一種で、5年生存率は3割と進行が早く治療が難しいとされています。

症状が進行している場合は確実な治療法が無く、放射線治療や抗がん剤などを行います。

西安電子科学大学の学生だった魏則西がこの病気に罹り、複数の病院で治療を受けたが効果はありませんでした。


コンピュータ専攻の学生だった魏則西は検索サイト「百度」で滑膜肉腫の有効な治療法が掲載されているのを見つけた。

百度で滑膜肉腫の病院を検索すると必ず武警第二病院がトップに表示され、”腫瘍生物免疫療法”が出てきます。

どんな治療法か詳細は分からないが、文字からするとワクチン注射でガン細胞を撲滅するようなものかも知れない。


魏則西はこの画期的な治療法に最後の望みを賭け、親戚や知人から20万元(約330万円)を集めて治療を受けました。

中国の平均所得は70万円だが、平均以上は公務員と一流企業だけで、労働者は平均以下です。

魏則西は2016年4月12日になくなったが、2月頃から、ネットの投稿サイトで事件の経緯を書き残していました。



人民解放軍と武装警察の裏稼業


最後の望みを賭けて最新の治療法を受けたが、実はその治療法は欧米では効果なしと否定された過去のものだった。

武警第二病院はスタンフォード大学と共同研究していると宣伝していたが、スタンフォード側は否定しました。

武警第二病院は免疫療法に効果がないのを最初から知っていたのに、効果があると宣伝していたのでした。


ガンが進行した患者はみな懸命であり、財産の全てをかき集め、親類縁者から借りれるだけ借金して金を用意します。

それを見越した上で、なくなる人の最後の金をむしり取る商売をやっていたのでした。

武警第二病院は正式名称「北京市総隊第二医院」で武装警察が経営する超有名病院です。


武装警察は人民解放軍の指揮下にあり、年間予算なんと10兆円が与えられ「第二人民解放軍」と呼ばれています。

有り余るほどの予算を与えられた武装警察は高度な医療機関も持っていて、病院経営もやっています。

ところが実は「武警第二病院」は人民解放軍とも、武装警察とも北京市とも、何の関係も無い民間病院だったのでした。


武装警察の幹部が手軽なアルバイトとして、民間病院に「名義貸し」で武装警察の名前を使わせていました。

日本で言えば東大教授が東大の名前を使わせて、賄賂を貰っていたような感じです。

武装警察は人民解放軍の指揮下にあり、解放軍は共産党の直属機関なので、司令官は習近平です。


魏則西は病気の悪化をネットで記録した
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引用:http://n.sinaimg.cn/news/transform/20160501/LE2N-fxrtzte9861332.jpg



すべて検索サイトの責任

ここから話はさらに如何わしくなっていき、中国公安はネットで「魏則西事件」の検索を禁止し、片っ端から削除しました。

そして中国マスコミは、武装警察や人民解放軍を非難せず、検索サイトの「百度」を悪者にしました。

魏則西が検索したときに武警第二病院がトップに出なければ、事件は起きなかったと言うのです。


なるほどそうかも知れないし、「百度」は広告費という賄賂を貰って検索順位を上げていたに違いありません。

だが問題の本質は武装警察の名前貸しや、偽療法で患者を騙した病院、医師の筈だがさっぱり非難されません。

中国マスコミが叩くのはなぜかネット検索の「百度」だけなのでした。

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