パリの街は中から見るとゴミだらけらしいが、膨大な借金も隠されている
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引用:http://wondertrip.jp/wp-content/uploads/2016/04/f357473a8bc98a073c834900f6cbbae4.jpg



ドイツやフランスの借金は少ないか

ドイツやフランスの公的債務は少なく健全、というのはもはや都市伝説のように一人歩きしています。

だが真面目に計算すると日本が借金に含めている項目を、ドイツやフランスは除外しているだけです。

先進各国は日本に限らず財政赤字に苦しんでいて、国際会議でも財政悪化が話題になっていました。

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フランスもご多聞に漏れず財政は火の車で、公的債務がGDP比100%を超えそうだと大騒ぎしています。

日本の公的債務はGDP比200%なのでそれよりましだと思うのは誤解で、ただの計算方法の違いに過ぎません。

日米英仏独、それに中露を含めてすべて「公的債務」の計算方法が違い、何を含めるかは各国の自由です。


例えばアメリカは「連邦政府」の借金だけを公的債務と言っていて、その2倍以上の債務を除外しています。

ドイツも同じで、連邦制の国は中国を含めて、中央政府が発行した国債だけを公的債務と言っています。

仏英は中央集権国家なので、一応地方債務などを含んでいて、GDP比で100%近い数字になっています。


日本はさらに大サービスで、道路公団の借金や保険や年金、果ては特殊法人の借金まで政府債務に含めています。

それでも足りないのか、現実には存在しない引当て金や準備金まで借金に加えて、GDP比200%にしています。


ドイツやアメリカの公的債務は80%くらいですが、これも計算方法の違いだと言って良いです。

欧米は「民営化だ」と言って道路や飛行場や水道などを民営化し、国の赤字を民間に付け替えたりもしています。

計算方法の違いがいかに大きいかについて、韓国の例を挙げて説明します。



日本の借金は欧米の計算ではGDP比90%

韓国の公的債務は従来、GDPの30%前後で推移し健全財政を自賛していました。

ところがある日、公的債務は582兆ウォン(約64兆円)から1958兆9000億ウォンに増加しました。

2014年3月にIMFは「韓国が報告している政府債務残高を修正する必要がある」と警告しています。


つまり韓国は計算方法のごまかしによって、政府債務を3分の1に見せかけてIMFに報告していて、いい加減にしろと言われた訳です。

韓国が開き直って訂正しないので、IMFは各国の債務統計から韓国を一時除外しましたが、その後も少なく見せかける行為を続けています

IMFの勧告に従って韓国の経済研究所が計算し直したところ、数字が3倍になったという事です。


韓国の公的債務は一夜にして30%台から130%に増加したが、隠していたのは政府系の民間企業でした。

政府関連(公共部門+軍人・公務員の年金充当+金融公企業)の負債は最大1958兆9000億ウォンでした。

韓国側の言い分では「年金や保険の赤字は将来返済するものなので、現在の借金ではない」という事でした。


この理屈では日本の借金1000兆円の大部分も、今すぐに支払うものではないので、政府の借金では無くなります。

健全財政のドイツや、実際の3分の1しか借金が無いと言い張っているアメリカが、裏で何を隠しているかが想像できます。

日本政府は将来発生する予定の借金を全て現在の借金に含めているので、もしそれを除けば300兆円以下の健全財政になる。


日本の借金はドイツやアメリカの計算方法では460兆円でGDPの90%程度、ドイツの80%とあまり違いません。


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