夏の悪夢が再び中国を襲うか?
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引用:http://i1.wp.com/mera.red/wp/wp-content/uploads/2015/07/503fd26785f6bb7189a52c79eca4798a.jpg


2015年の夏に中国を襲ったトリプル安が、再び彼らを襲うかも知れません。

人民元、中国株、資本流出の連鎖を仕掛けるヘッジファンドに、中国政府は持ちこたえるだろうか。


中国不安が再び台頭

中国とヘッジファンドの対決が再び再開されるかも知れない。

6月1日の人民元は1ドル=6.5889元と、5年3ヶ月ぶりの元安になり、2011年以来の安値をつけました。

またBloombergによると中国株連動投信「CSOP・FTSEチャイナA50ETF」への空売りが5月以降5倍に増加しました。

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いずれも2015年8月に起きた大暴落以来の変動で、原因は米FRBの利上げ観測にあるとされています。

FRBは2015年12月に小幅な利上げしたものの、世界経済の悪化を考慮して2回目の利上げを行っていませんでした。

しかしイエレン議長は5月27日、米経済は成長しており、適切な時期の利上げが望ましいと発言しました。


市場ではこの6月(15日)のFOMCにでも、2度目の利上げを実施するという観測が強まっています。

イエレン議長は「さまざまな指標が持ち直している」と楽観的な見方をしています。

FRB当局者は年内に2回か3回の利上げを実施するだろうと話しています。


為替は通常、高金利通貨が買われ低金利通貨が売られる動きをするので、米利上げ後は他の通貨が売られるでしょう。

中でも下落幅が大きくなると予想されるのが、中国経済の先行きが悲観されている人民元です。

2015年8月には株安、元安、資本流出のトリプル安が発生しました。



中国政府はヘッジファンドに勝てるか

2016年初頭にも同じように人民元と中国株が下落し、資本流出が発生しました。

16年1月には「イギリスを破産させた男」として知られるジョージソロスが中国の経済崩壊を予告しました。

ソロス率いるヘッジファンド勢は国家を相手に大胆な空売りを仕掛けるので知られ、その規模は数百兆円に達するという。


彼らが数百兆円持っている訳ではないが、大きなレバレッジを掛ける上に、成功すると追従者が増えるので空売りの連鎖を引き起こします。

1ドル70円台の円高になった時も、こうした空売りの連鎖が発生していたようです。

ソロスは人民元のさらなる暴落と中国株の下落を予言したが、中国政府は過剰な反応で打消しを図った。


「中国には3兆ドルの外貨準備がある」として危機を乗り切れると人民日報を通じてHんろんしていました。

それだけではなく「余計な事を言わない方が身のためだ」と脅迫と受け取れる警告も行っていました。

裏を返せば中国は実はヘッジファンドを恐れているから、脅しているのだと分かります。


中国統計局が発表している数字は相変わらず素晴らしく、世界でも最高の経済成長を続けています。

だが人民元下落、中国株下落、資本流出を仕掛けているヘッジファンド勢は、そうした発表を信じていない。

中国は2015年から資本流出によって外貨準備が4兆ドルから3.2兆ドルまで減少しました。


中国の対外債務は1.7兆円から2兆円と推測されるので、まだ1.2兆ドルの余裕があります。

だがこれは中国が正直に、対外債務と外貨準備を報告している場合で、その可能性はゼロです。

もし今度トリプル安が発生すると、外貨準備が足りなくなり、ヘッジファンドの勝利に終わる可能性があります。

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