中国軍艦が紛争海域に侵入しても攻撃態勢をとらないのは、国際的には相手の権利を認めたという事です。
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引用:http://tokua.info/wp-content/uploads/2016/06/431861-thumb.jpg



ロシア軍艦3隻と中国軍艦1隻が相次いで尖閣諸島に出現し、数時間止まって去っていきました。

両軍は共同作戦をしたのではなく、中国軍艦が勝手について行き、共同作戦に見せかけたと思われています。


中国とロシアが尖閣諸島で軍事行動?

6月8日から9日にかけて、尖閣諸島接続水域にロシア軍艦3隻が侵入し、続いて中国軍艦も同じ場所を通過しました。

ロシア軍艦が通過したのは尖閣諸島の中の、久場島と大正島で、2つの島は80キロ以上離れています。

領海は陸地の先端から約22キロなので、中間を通ったとすれば領海には入っていない。

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領海に隣接する海域を接続海域といい、接続海域を相次いで通過した事になります。

ロシア軍艦が通過したのは6月8日午後10時ごろから9日午前3時で、駆逐艦や補給艦など3隻でした。

午後9時50分ごろ海上自衛隊の護衛艦「はたかぜ」が、2つの島の北側にロシアの駆逐艦3隻を確認した。


午前0時50分ごろ、中国海軍のフリゲート艦1隻が同じ久場島と大正島の北側に現れ、横断はせず3時10分に引き返した。

9日午前3時5分ごろにロシア艦3隻が久場島と大正島の南側に出て、接続水域を離れています。

つまり中国軍艦はロシア軍艦の3時間後に現れて、ロシア軍艦が南に消えてから、5分後に北側に消えた事になる。


ロシアと中国海軍の行動は連携しているようにも、バラバラに行動したようにも見えます。

ロシア艦が侵入して3時間後に中国艦が現れた事から、両艦の距離は100キロ以上離れていたと考えられる。

中国軍艦は自衛隊が尖閣を離れたら、すぐ占領できるように、常時尖閣周辺に居たと考えられます。



ロシアは利用された可能性が高い

ロシア艦隊が尖閣諸島に侵入したのを知り、中国艦がくっ付いて、連携しているように装ったと解釈できる。

中国とロシアが共同作戦で尖閣諸島に侵入したならば、強い圧力を日米に加える事ができます。

ロシア側は政府系メディアを通じて、ロシアと中国の行動は偶然の一致に過ぎず、ロシア艦隊は領海に侵入していないなどと論評している。


防衛省はロシア軍艦が尖閣に出現したのは初めてではないと言っていて、今まで隠していたと考えられる。

ロシアは北方領土交渉を巡って日本と対立し、尖閣諸島の紛争を利用して日中の対立を煽ってやろうと思っているようです。

ところがロシア艦隊の後に中国艦がくっついてきて、共同作戦した事にされてしまったと想像できる。


ロシア空軍機は年間数百回も日本の領海近くを飛行しているが、領空侵犯や領海侵犯した事はあまり無い。

日本列島を周回するように軍用機が飛行したり、海軍が「日本一周ツアー」のような行為をしている。

ロシアは日露戦争に負けてから、日本軍や自衛隊に攻めてきた事はなかった。


第2次大戦末期の1945年8月9日にソ連は日本に宣戦布告したが、日本軍が後退した場所にソ連軍が進軍する形で、大規模な戦闘は起きなかった。

北方領土や樺太は日本軍の少数の守備隊にソ連軍の上陸部隊が襲い掛かったが、かなり苦戦している。

ソ連もロシアも日本とは戦わない戦略をとってきて、現在も変わっていない。



中国船を野放しにしてきた安倍首相

中国は最近南シナ海でフィリピンから国際仲裁裁判に訴えられていて、中国にとって不利な決定が出ると言われています。

アメリカはこれを利用して攻勢に出ていて、中国は追い込まれつつあります。

中国としてはどこかで危機を起こして「中国を刺激すると大変な事になるぞ」と知らしめたいのです。


防衛省は「領海に入った場合はそれ相応の対応をする」と語ったが、世界各国ではこれは攻撃する事を意味しています。

自国を侵略する意図を持つ外国軍艦が接近して、もしそれを黙認したら、相手の行動を許した事になります。

中国は巡視船を定期的に侵入させているが、日本がそれを許してきた事で、中国に既得権を与えました。


今度は軍艦を侵入させる事で日本側の様子を見て、攻撃してこないなら「定例行事」にするでしょう。

中国軍艦が侵入して日本側が攻撃しないなら、それは中国の権利を認めた事になり、また中国は既得権を得ます。

元はと言えば中国船の侵入を野放しにしてきた安倍政権の失敗であり、今後も行動を拡大するでしょう。

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