日本時代の高砂族、既に琉球の人口の半分しか居なかった。
布衣族人(3)
引用:https://s-media-cache-ak0.pinimg.com/736x/fa/fe/9d/fafe9d6ab49515b55ee9811b02368951.jpg


台湾先住民

2016年に台湾総統に就任した蔡英文は16の先住民族代表を総統府に招き、過去400年の権利侵害を謝罪しました。

唐突な行動に見えたが、後からやってきた華人が先住民から全てを奪ったと説明しました。

蔡英文の母方の祖母は少数民族の出身とされ、父方は中国系の豪商で、裕福な家庭で育ったとされています。

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台湾には中国大陸からいわゆる中国人や漢民族が渡ってくる前から、先住民族が暮らしていました。

日本列島にいわゆる縄文人が暮らしていた頃、琉球、台湾、北海道、千島、樺太などでも同じような人々が暮らしていた。

縄文人は人種の名前ではなく、種々雑多な部族や人種が多くの島で混在していました。


これらの島々に最初に住んだ人々は、氷河期に地続きだったので、歩いてやってきたと言われている。

氷河期が終わり島々は海で区切られたが、木製の船で断続的に渡ってきた人々が加わって、多様な人種が混ざり合った。

こうして同じ島でも別な民族が同居するようになり、台湾でも多くの部族あるいは民族が存在している。


大陸では秦の始皇帝以降、大陸を統一する国家が出現し、そうした大国は台湾島にも政府機関を置いた。

だがそれは自国の一部という事ではなく、今で言う領事館のようなもので、台湾における権益確保が目的だった。

台湾島を最初に領有した国家はオランダで、1624年から1662年まで領有していた。



平地から追われた台湾先住民

外国に占領される事で初めて台湾にも国家意識が生まれ、中国系の鄭成功が占領したが20年ほどで滅んだ。

その後は清国が政府機関を置いていたが、「化外の地」と呼び自国の領土ではないとわざわざ宣言していた。

日清戦争で清国から日本に帰属が移り、日本は敗戦で領有権を放棄し、現在は中華民国が占領している。


この間の台湾先住民の生活はどうだったかというと、先史時代の人口は良く分かっていません。

台湾先住民の人口調査を初めておこなったのは日本帝国で1905年に戸別調査を実施している。

1905年の台湾全体の人口は約303万9千人、高山族は76,443人と記されていました。


現在の台湾先住民の人口は約48万人で、台湾の人口の約2%を占めています。

1600年以前の台湾島では、この立場が逆で、先住民が圧倒的多数だったと想像できる。

1632年、江戸時代初期の琉球の人口が約10万人、一時18万人に増えたが地震と津波で江戸末期には13万人でした。


中世以前の琉球の潜在的な人口が10万人程度とすると、台湾島はずっと大きいので、元々40万人くらい住んでいた可能性が高い。

台湾先住民は島の大部分を漢民族に取られ、高山族の呼び名の通り、限られた高山で暮らしている。

これを琉球、つまり沖縄やハワイと比べると興味深い事がわかります。



台湾先住民と琉球人の違い

先ほど書いたように江戸時代以前の琉球の人口は10万人という所で、江戸末期には13万人でした。

もっとも琉球では王に収める税金を逃れる為、住民の人数を少なく申告するのが一般的だったとする説があります。

ともあれ、琉球人の子孫である直系の沖縄人は現在の沖縄県人口の80%以上を占めています。


沖縄県に住んでいる琉球系の人が約100万人、本土に住んでいる人が120万人と言われ、合計220万人まで増えています。

人数が増えれば発言力も増すわけで、最近沖縄県が基地問題などで強気なのは、偶然ではありません。

琉球人の人口は140年で15倍以上に増え、基地が在るとはいえ沖縄の大半を「所有」しています。


現代の沖縄人はヤマトがいかに横暴に、琉球を搾取し弾圧したかを言いたがるが、事実はまるで逆だと分かります。

江戸時代に薩摩と幕府が「人頭税」など苛烈な搾取を行ったというのは沖縄で定説に成っていますが、これも事実ではありません。

幕府や薩摩が琉球に税を課した事は無く、琉球王が独自にやっていた事です。


それどころか幕府と薩摩は琉球が破綻するのを防ぐ為に、物資や資金や人的援助を行って、幕末まで助けていました。

もう一つの孤島の先住民、ハワイ先住民と比べると、ヤマトの琉球人への優遇ぶりは一層はっきりしてきます。

ハワイには数十万人の先住民が住んでいたが、1778年にキャプテンクックがハワイを「発見した」と称してから侵略が始まった。



ハワイと沖縄の違い

最初西洋諸国は少人数で小さな船だったため、国交を結んだり交易したりしてハワイは栄えた。

だが小船が大型船になり蒸気船に代わると、大勢の宣教師や移民や軍隊が移住してきてきて、伝染病を持ち込みました。

ハワイ先住民は人口が10分の1程度に減ったとされ、これ幸いとアメリカは「住民投票」でアメリカに併合しました。


先住民が減少したことで白人が多数派になり、白人は銃を持っているので、先住民を支配できたのです。

現在純粋なハワイ先住民は僅か8000人で、混血を含めて24万人がハワイに居住しているとアメリカ政府は発表しています。

自分の土地というものは持っておらず、厄介者のような存在になっている。


離島に限らず、世界の多くの先住民はこんな感じで暮らしていて、元の居住地にそのまま住んでいる琉球人は世界でも稀有な例外なのです。

アメリカ先住民のいわゆるインディアンとか、アジア諸国の先住民の多くも、先祖の土地を追い出されています。

追い出されたからこそ「先に住んでいた人」と呼ばれるのですが、琉球人は「今も住んでいる」ので先住民ではない。


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