飛行機内で出火したノート7
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引用:http://www.technocular.com/wp-content/uploads/2016/10/efa1note7_southwestflight-620x350.jpg


ノート7バッテリー交換後も出火

サムスン電子が世界シェア回復を賭けて発売した新型スマートフォン、「ギャラクシーノート7」のバッテリー出火騒動が治まらない。

8月19日に発売されたノート7は発煙や出火が相次いで、米国などで販売した80%を9月中に回収し、新しいバッテリーに交換した。

だが新バッテリーに交換した端末も、韓国や米国で出火や爆発を繰り返しています。

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10月1日、韓国で販売したノート7をリコールで交換後に、煙が出て溶け出したと、インターネットに画像つきで投稿した。

サムスン電子はこの端末を回収して調査し、「ユーザーが外部から力を加えたため出火した」として問題なかったと発表しました。

だが圧力を加えて変形したら出火したというのは不自然な説明で、変形したiPhoneは爆発したりはしない。


10月5日に米国ケンタッキー州の空港から離陸予定だったサウスウエスト航空の機内で、乗客が持ち込んだノート7が出火しました。

持ち主が電源を切ってポケットに入れていたら、爆発音がして煙が噴出した。

航空機は離陸前だったが、交換後のノート7は中国でも出火していると報告されている。


回収前に発煙や出火したノート7は世界で100件近くあったと考えられるが、交換後は発生していないとサムスンは説明していた。

事故を受けて米連邦航空局(FAA)は9月8日、ノート7を航空機内で使用・充電したり、預け入れ荷物の中に入れないよう勧告しました。

だが今回の例ではユーザーは離陸前に電源を切ってポケットに入れた後で、FAAの勧告に違反しては居なかった。



サムスンのシェア低下は避けられず

こうした経緯は最初の発煙・出火騒動と同じで、最初ユーザーがSNSに画像や動画を投稿したが、サムスンでは否定していた。

騒動が広がって隠しおおせなくなってから、ようやく欠陥を認めて回収の発表をしていました。

その後欠陥が認められた全端末を交換すると発表し、素早い対応で賞賛する向きもありました。


だが件数は少ないとはいえ、交換後も再び出火した事で、サムスンへの失望感が広がっています。

韓国では10月1日に販売を再開し、爆発的な売れ行きを示していると、サムスンは説明している。

サムスン電子のスマートフォンは全盛期に世界で33%のシェアを持っていたが、現在は22%に低下し、さらに低下しています。


下からは中国製スマホに押されて、上からはアップル製にサンドイッチにされている。

中国製スマホは安価で低性能だったが、最近はアップルやサムスンに匹敵する高性能スマホを発売している。

ギャラクシーノート7はサムスンが失地回復を狙って投入した期待の新機種で、アップルiPhoneを上回る性能やデザインが人気だった。


韓国以外では出火報道以降、ギャラクシーの売り上げが大きく落ち込み、ノート7出荷見通しを38%引き下げた。

ノート7の出荷目標は当初1300万台だったようだが、800万台に修正され、もう一度リコールするとそれも不可能になるでしょう。

前モデルのギャラクシーS7は年間5000万台の販売ペース(半年で2600万台)だったので、800万台売れても大失速と言える。


直接的な売れ行き不振もさることながら「サムスン、ギャクシー」という看板ブランドのイメージ低下が懸念されている。

ブランド商品はイメージに金を払っているので、「持っていたらかっこ悪い」となったら値下げしても売れなくなります。

サムスンという企業全体のイメージ低下に繋がれば、長期間に渡って影響があるかも知れない。

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