有力ルートは3つに絞られている
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引用:http://cdn.mainichi.jp/vol1/2016/03/25/20160325biz00m010053000p/9.jpg?1


滋賀、福井、京都が対立

北陸新幹線の延伸ルートを巡ってまた綱引きが起きていて、いまだにどのルートを通るのか決まっていない。

2015年3月14日に長野駅と金沢駅間が開業し、成功と評価されたことで金沢以西への延長に期待が高まった。

北陸新幹線は現在金沢から福井県・敦賀までの工事が行われているが、敦賀から京都までのどこを通るかは未定になっている。

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候補ルートは3つあり、ひとつは福井県・敦賀から東海道新幹線米原駅を最短で結ぶ米原ルートで、既存路線に接続するので最も安い。

滋賀県は独自の試算によって最も費用対効果が高いと主張して、他のルートが通る京都府などが反発している。

試算しなくても工事区間は米原ルート46km、他は130kmから180kmなので、工事費用と工事期間が3分の1ほどで済むでしょう。


ただ東海道新幹線はすでに増発列車を割り込ませる余地が少なく、北陸新幹線の為に本数を減らすことは出来ない。

東海道リニアが名古屋から大阪まで開通すれば運行本数に余裕が出来るが、全線開業は2045年を予定しています。

それまでは北陸新幹線が先に全線開業しても1時間に1本くらいしか走れないかも知れず、リニア開業はもっと遅れるかも知れません。


滋賀県内の駅で停車するのは米原ルートの米原駅だけなので、滋賀県は他のルートを推す福井県や京都府と対立している。

延長ルートの基点になる敦賀駅は福井県にあり、福井県小浜駅から京都に向かう「小浜ルート」も有望とされている。

東海道新幹線と接続しないので、リニア開業時期に左右されず運行本数を確保でき、工事区間は130kmと妥当な数字になっている。


舞鶴を起点にすることで山陰新幹線が可能になる
1100686
引用:http://response.jp/imgs/thumb_h2/1100686.jpg



京都は山陰新幹線も狙う

もう一つは小浜駅の先の京都府舞鶴まで行って京都市に戻るようなルートで「舞鶴ルート」と呼ばれている。

舞鶴ルートは工事区間180kmと最も長いが、人口8万人で知名度もある舞鶴市を経由するので京都府が強く推している。

こうして米原ルートを推す滋賀県、小浜ルートを推す福井県、舞鶴ルートを推す京都府が対立し、それぞれJRに働きかけたり脅しをかけている。


所要時間が短くなるほど利用者が増えると予想できるので、米原>小浜>舞鶴の順に利用客が多く、採算性でも同じ順番になると滋賀県は主張している。

常識的に考えてこれも理解できることで、米原ルート有利で決まりではないかと思うが、京都は納得していない。

福井県は米原ルートは「東海道新幹線に乗り換えなくてならず、話にならない」と批判していて、どうやら事実のようです。


リニア全線開通してレールに空きができれば北陸新幹線乗り入れも可能だが、現状で割り込ませるのは常識的に無理と思われる。

そして福井県では乗り換え時間や不便さを加味すると、小浜ルートが最短時間で運行でき、利用者も最も多くなると主張している。

どう転んでも遠回りして「直角カーブ」する舞鶴は不利なのだが、どうして京都府は舞鶴ルートにこだわるのだろうか。


中国地方の日本海側を通る山陰新幹線が将来的に建設される可能性があり、舞鶴駅に新幹線を通すことで、計画を推進する狙いがあると言われている。

山陰地方は島根・鳥取と山口、兵庫県北部を合計しても沿線人口は100万人程度で、改めて新幹線を建設するほど人は住んでいません。

だが最初から起点として舞鶴駅まで新幹線が通っているなら話しは別で、少しずつ建設するという可能性も出てきます。

京都府は将来を見据えた遠大な計画ともいえるが、いつか実現するのだろうか。

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