他人の成功談を聞くと、「やらないと損だ」という強迫観念に襲われる
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失敗の体験談は闇に葬られる

最近はまた起業ブームだそうで、特に中高年になってから独立起業に挑戦する人が増加しているという。

不動産投資やアパート経営、マンション経営もブームで、サラリーマン大家が急増している。

株や投資、副業や小遣い稼ぎなど、サラリーマン以外で儲ける事に、多くの人が興味を持っているようです。
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書店には成功する本や儲ける本が並んでいて、ネット上でも成功ノウハウが体験談として数多く掲載されています。

それらを見ると誰でも成功するように思えるが、現実は非情で起業で成功する人は1割以下とされています。

政府の統計では自営業や会社設立して10年後に事業を続けていたのは6%から10%以下というところでした。


投資家も同様で、株式投資で生涯トータルで利益を上げる人は、10%以下だと言われています。

副業や小遣い稼ぎははもっと高いと思うが、最初に投資して後で回収するタイプの事業だと、やはり失敗したら損失を被ります。

ところが書店やネット上の儲かる系情報の類では、失敗した人はほとんど居なくて、成功者の体験談だけが出てきます。


株投資の体験者の情報を得ようとすると、調べれば調べるほど「成功者」の話が大量に出てきて、失敗者の話は出てきません。

どうしてこうなるかというと、体験談をせっせとネットに投稿したり本にして出版しているのは証券会社や業界なので、そうする事が宣伝なのです。

ある有名な業者は「30万円を1億円に増やした」という『実話』を色々なサイトでリンクを貼りまくっていました。



成功談がネット上に多い理由は

しかも宣伝である事を隠したステルスマーケティングという手法で、嘘の作り話を実話として発表していました。

毎日手を変え品を変えて、新しい手品を次々に見せるように、新しい成功体験を発表しまくっていた。

それを見て「本当の実話なんだ」と信じ込んだ人はその業者に申し込んで口座を開き、多くの人はお金を失ったと思います。


失敗談がネット上で広まることは業界にとって利益が無いばかりか不都合なので、検索上位から落とすために、毎日成功談を作っては投稿します。

不動産投資や起業体験も同様で、失敗談が広まったらせっかくその気になっている人は「じゃあ辞めておこう」となります。

お金を使わせるには「みんなが成功している」「貴方も必ず成功する」と成功体験を連打するのです。


こうなるとマインドコントロールみたいなもので、懐疑的になって情報収集すると、調べれば調べるほど「必ず成功する」と書いてあるのです。

情報収集すると成功談だけが集まるので、この世界では慎重な人や懐疑的な人ほど、簡単に業者に騙されます。

かといって楽天的な人が勝てるわけではないが、それだけ罠が多いといえます。


有名な成功者の体験談でも、失敗したことは伏せられているか、「おれはこんな苦労を跳ね返した」という自慢話に昇華されています。

失敗した原因を一つ一つ潰していくのが重要なのに、肝心な部分がカットされているので、成功者の著書は役に立たないのです。

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