互いをナチス、狂信者と呼び大使館を封鎖したり閣僚を強制退去させている
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引用:時事ドットコムhttp://www.jiji.com/news/photos/photo_news/images/658/0023513831.jpg


オランダとトルコが対立

オランダとトルコが対立し、非難や制裁の応酬に発展しています。

始まりはトルコで首相権限を強化させるための憲法改正国民投票で、4月に実施される事になっています。

エルドアン大統領は首相職を廃止して、大統領の権限を強化する改正案を進めていて、欧州各国は反対している。
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トルコでは2016年7月に軍がクーデターを起こし、30分ほどのタイミングで大統領が滞在ホテルを脱出した後で軍が突入した。

クーデター軍を操ったのはCIAやアメリカだと言う説が根強く囁かれ、それを裏付けるように欧米諸国はエルドアン大統領と敵対している。

EU諸国はNATOやEUからトルコを除名するよう主張しているし、ユーロ加盟を頑なに拒否している。


また2016年にトルコを領空侵犯したロシア戦闘機をトルコ空軍機が撃墜したが、NATOは同盟国にも関わらず「戦争になってもトルコを守らない」と宣言した。

アメリカはエルドアン大統領を非人道的、非民主的だと批判していて、過去に多くの国でデーでターを起こしてきた前科があった。

こうした状況証拠を積み重ねると、エルドアン大統領の「CIAがクーデターの黒幕」という主張も根拠がない訳ではない。


さてトルコの国民投票では出稼ぎなどで外国に滞在するトルコ国民にも投票権があり、特にEU諸国に多かった。

そこでトルコ政府はEU諸国で国民投票(つまり憲法改正)への賛成を訴える集会を開こうとしたが、オランダは拒否しました。

ドイツとオランダはトルコ人の改憲集会を禁止させ、オランダはトルコ閣僚を入国禁止にしました。



反トルコ色強める欧州

3月11日にオランダはトルコのチャブシオール外相の飛行機の着陸を直前で取り消し、エルドアン大統領はオランダを「ナチスの残党」と批判した。

オランダのルッテ首相は「常軌を逸している」と言い、トルコでは激高した抗議団体がオランダ領事館に乱入する騒動が発生した。

オランダは飛行機の着陸を拒否されて陸路で入国したトルコ閣僚を拘束して国境に追い返しており、エルドアン大統領は「オランダに代償を支払わせる」と宣言している。


オランダは下院選挙が3月15日に予定され、現政権はトルコとの対立を利用して選挙に勝とうとしているという指摘がある。

外国との対立を煽り立てて国民に指示を訴えるのはアメリカや中国、北朝鮮でも良く行われているし、おそらく事実でしょう。

トルコ政府は報復として、所用でトルコ国外に居るオランダ大使の入国を認めないと発表し、オランダに加勢したドイツも批判した。


ドイツのメルケル首相はオランダに同調してトルコ人の集会を禁止し、トルコ要人の入国も事実上禁止している。

エルドアン大統領は「ドイツの今の行動はナチス時代と変わらない」「ドイツは他国に民主主義を説きながら、自国で集会の自由を認めない」と演説しました。

オランダには約40万人のトルコ人が暮らし、EUには500万人が暮らしているとされ、トルコの人口7500万人のかなりを占めています。



2千年来の怨念

エルドアン大統領はボスニア・ヘルツェゴビナ紛争でイスラム教徒8000人がなくなった「スレブレニツァ事件」をオランダがやらせたと批判しました。

スレブレニツァは当時国連PKOでオランダ軍が占領していたが、オランダ軍は危険地帯から逃走し事件を見逃したとも言われている。

勿論オランダはこうした批判を認めずに、ルッテ首相は「信じがたいほどの下劣な歴史改ざんだ」とトルコを批判した。


これには前哨戦があり、フランスやドイツは100年前の第一次大戦で、トルコがアルメニア人を迫害したとして、独自の裁判を開いて有罪を宣告したり議会で非難決議をした。

トルコをEUやNATOから除名するよう主張していて、トルコは否定しているが欧州では既成事実化し、国民に教育している。

一方で英仏独蘭など欧州各国はトルコを侵略したり、植民地にした事は謝罪せず、トルコだけを批判するパターンが繰り返されている。


こうしてトルコと欧州双方には憎悪が蓄積されていき、元を辿ると十字軍によるイスラム侵略や、イスラム勢力による欧州侵略にまで遡って対立している。

このようなトルコとEUの対立を見てほくそ笑んでいるのがトルコと接近するロシアであり、EUを離脱したイギリスで、両国とも発言を控えている。

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