さんざん威勢のいい事を言っておいて、最後は謝罪して終了?
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引用:http://blog-imgs-84.fc2.com/j/y/o/jyouhouwosagasu/s_ice_screenshot_20160331-062727.jpeg



竜頭蛇尾の北朝鮮政策

北朝鮮への軍事行動を辞さないと言っていたトランプ大統領は、だんだんと言動を軟化させ、今では逃げ回っている印象すら与えている。

アメリカからの先制攻撃をちらつかせていたが、北が16日に弾道ミサイルを発射しても何もせず、話し合いによる解決を口にするようになった。

地下核実験をしなければ米軍も攻撃しないとか、北がミサイル発射しても米軍が攻撃するとは言っていないとか、言い訳ばかり言うようになった。
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極めつけは4月17日、米海軍は空母カール・ビンソンがインド洋からインドシナ半島を航行している「証拠写真」なるものを発表しました。

空母カール・ビンソンは北朝鮮を攻撃するためにオーストラリア方面から朝鮮半島に急行していると報道されていた。

だが米海軍の高官らは「我々がそのような発表をしたことは無い」と攻撃説を否定しました。


この話の始まりはトランプ米大統領が就任前の1月にツイッターで「北朝鮮のICBM発射は起こらない」と投稿した事から始まっている。

北朝鮮はこのあと2月にグアムまで届く新型弾道ミサイルを発射、3月6日にも弾道ミサイル4発を発射し能登沖や秋田沖に着弾した。

北朝鮮は「在日米軍基地を攻撃する」と予告するなど言行をエスカレートさせ、トランプもエスカレートしていった。



北朝鮮攻撃準備はマスコミの誤報か

4月に入るとシリアが化学兵器を使用し、4月6日に米軍は報復として巡航ミサイル59発をシリア空軍基地に打ち込んだ。

4月6日から7日にトランプは中国の習近平主席をフロリダの別荘に招待して首脳会談をしていたが、食事中にシリア攻撃を習に伝えた。

トランプ大統領は4月3日の英FT紙インタビューに「中国が解決しなければ、我々がやる」と発言し、マスコミはこれを「トランプが単独攻撃を予告」と書いた。


だが考えてみるとトランプが「攻撃」や「戦争」という言葉を使った事はなく、中国に対して北朝鮮政策への協力を要請しただけだった。

空母カール・ビンソンが朝鮮半島に急行していると米海軍が言っていないなら、いったい誰が最初にそう言ったのだろうか?

4月9日には世界各国のメディアが一斉に「米海軍当局者は8日、原子力空母カール・ビンソンを中心とする第1空母打撃群がシンガポールから朝鮮半島に向け航行していると述べた。 」(4月9日日本経済新聞記事より)と報道した。



トランプはぬいぐるみのネコ

やはり「カール・ビンソンが北朝鮮に向かっている」という情報を発信したのは米海軍であり、4月17日に同じ人物が「我々はそんな発表をしていない」と否定したのでしょう。

確かに正式発表ではなくいわゆるリークではあるのだが、自分で言った事を「言っていない」と撤回するようでは森友問題の誰かと変わらない信用度でしかない。

さらに「中国が解決しなければ、我々がやる」と言ったトランプ大統領は習近平と会談後に人が変わったように、中国を褒めちぎるようになった。


4月16日には「北朝鮮問題でわが国と協力している中国を為替操作国と呼ぶ訳がない」とツイートし、無条件で為替制裁を撤回する姿勢を示した。

日本に対してはアメリカの貿易赤字の原因だとして、日米経済交渉で叩く構えを見せている。

さらに「習主席は世界の変化に正しく対応している」などど気持ち悪いほど褒め称え、米中蜜月ならぬ密着状態になっている。


一夜にしてトランプが180度豹変した理由は、中国が「米国と全面核戦争」を宣言したか、逆に全面協力を約束したかであろう。

中国が「北朝鮮とともに米国と戦う」と宣言した場合、トランプが縮み上がって謝罪したというのは有り得る。

逆に中国が「米国に協力する」と約束し、トランプは日本より中国を味方にする事にした、という事も有り得る。


どちらにしてもこれで北朝鮮と妥協したら、トランプのメッキは剥げてしまい、張り子の虎ならぬ「ぬいぐるみのネコ」と呼ばれるようになるでしょう。

これだけ「北朝鮮を許さない」と煽っておいて、最後はアメリカが謝罪して北朝鮮と妥協では、今後誰もトランプを相手にしなくなります。

無防備なシリアには弱いもの虐めをするが、北朝鮮や中国が相手だと虎がネコになるのでは、世界の誰も言う事を聞かなくなります。


もっとも「尻尾を巻いて逃げ出す」ポーズを取っておいて、油断させて奇襲攻撃したら戦術としては立派だが、そんな事があるだろうか。

今後数週間の間に、トランプやアメリカ軍への評価が大きく変わりそうです。

もし軍事行動しなければ逆トランプショックになり、アメリカは北朝鮮など核開発国から、とことん舐められる。

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