2010年までずっと貿易黒字だったが、1円も経済成長しなかったのは知っての通り
boueki
引用:株式投資の全てhttp://kabuzen.com/keizai/gazou/boueki.gif


5年ぶりの貿易黒字

2016年度の貿易収支が4兆69億円の黒字になり、2010年以来の黒字になりました。

対米黒字は6兆6294億円で、5年ぶりに減少しました。

輸出は3.5%減と振るわなかったが、輸入は10%減の67兆5179億円と大幅に減少し、貿易黒字になりました。
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2015年に120円台だった為替レートは、2016年に110円前後で推移し、大幅な円高になったのが黒字を増やした。

円高で輸出が減少したが、それ以上に原油の輸入などで円建ての支払い金額が減少しました。

加えて原発の再稼動で原油や天然ガスの輸入量が減少したので、大幅な貿易黒字になりました。


2017年に入ってから輸出が好調で、中国向け輸出は5カ月連続で増加しています。

アジア向け輸出は3月に過去最大になるなど好調で、米国やEU向け輸出も、世界経済の回復に伴って伸びています。

輸入額も3月に15%増えるなど増加していて、原油価格の上昇や、エネルギー資源の輸入増加で今後も増加が予想される。



貿易黒字は必ずしも利益にならない。

日本は2011年から貿易赤字だったのだが、そのお陰で為替レートが円安になり、こうして輸出が増えた側面がある。

もし今後も貿易黒字が再び増加して行けば、対価の支払いによってドルから円にお金が流れ、円高になると予想される。

日本の輸出産業のためには円安が望ましく、円安にするためには実は貿易赤字にしたほうが良いのです。


日本は2016年に、やはり5年ぶりに実質賃金がプラスになり、失業率などの数字も回復を示している。

国内消費が活発になれば輸入が増えるので自然に貿易赤字になるが、その方が日本にとって利益になります。

輸出をすると日本は対価としてドルを受け取り、ドルで資源などを輸入して儲ける事ができる。


輸入をすると国内で輸入代金よりずっと高い価格で販売するので、輸入代金を差し引いても、やはり日本は儲かります。

「輸出は得だが輸入は損」という主張をする人も居るが、輸入したものに付加価値をつけて、何倍もの値段で売れるので、それも日本の儲けなのです。

輸入で儲けてGDPを増やすと、輸出のときのように円高にはならないので、輸出産業と輸入産業が互いに助け合う事になります。


輸出だけに偏重して貿易黒字を増やすと、過去と同じように貿易摩擦が起きて、日本は市場から排除されるでしょう。

輸出以上に輸入をすれば、貿易相手国は喜んで日本も利益を得て、一石二鳥にも三鳥にもなります。

日本は貿易外収支が大幅な黒字なので、少しくらい貿易赤字でも外貨不足にはならず、良い事尽くめです。

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