夢を売る商売という点で、投資と宝くじは似ている
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引用:よく当たる宝くじ売り場で夢を買うhttp://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/f1/0e88d154d62fa020ae726d1eb726adac.jpg


投資家の期待と現実の差

米国のニュースによると投資家が「このくらい儲かるだろう」と考えている収益と、現実の結果には大きな落差があった。

投資家(かなりの資産家が対象)自身は実質で年8%以上の利益を期待しているが、アメリカは年2%以上のインフレ率なので、名目で10%以上勝たなくては成らない。

米株式市場の上昇率は7%程度だが、これは先進国の中でも抜群に高い数字だった。
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株価上昇率が7%で、投資家が実質8%の利益を得たいと思うのは妥当に思えるが、実際には不可能な数字です。

破産しない為には安全投資とハイリスクを組み合わせ、安全投資の方を多くしなくては成らないが、当然安全な投資ほど得られる利益は低い。

米国債金利や安全投資の利回りは3%以下なので、全体で8%儲けるには、株式投資などで年15%以上も勝たなくてはならない。


株価上昇率が7%の国で、上昇率と同等かもっと儲けるためには、全額をハイリスク投資に投入する必要があり、かなり無謀な投資になる。

結局のところ米国の資産家は分散投資をすると、希望の半分程度の年4%台の投資成績に落ち着く。

客観的に数字を見れば8%など有り得ないのだが、投資の世界ではこうした「ありえない事」が有り得るかのように語られている。


Wバフェットに代表されるような「勝ち組」が存在するのは事実だが、考える必要があるのは平均的投資家のケースです。

もしその年の投資市場全体で1兆円の利回りしかなく、バフェットのような成功者が半分の5000億円を獲得したら、平均的投資家の取り分が減ります。

投資雑誌が取り上げるような成功者が増え、彼らが成功するほど「平均的投資家」の投資成績は下がります。

なぜなら投資は他人の金を奪う行為だからです。



投資は夢を売る商売

しかもあらゆる投資は資金を多く持っている人に有利で、小額投資をする平均的投資家には不利なルールになっています。

そう考えると株価上昇率が7%だとしたら、普通の人が期待できるのは6%程度というところです。

しかも安全資産の低利回り商品に多くを配分するので、普通の人の本当の期待利回りは4%程度になります。


日本でも同じ事で、SNSや掲示板では投資で成功する方法や成功者が溢れていますが、現実とは乖離していると思います。

株価が上昇しているとしても今後は下がるかも知れないので、全額を狙った株式銘柄に投入するなど無謀です。

株式投資に失敗しても破産しない為には、実質利回り1%以下の安全な投資に分散せざるを得ません。


アナリストとかフィナンシャルプランナー、専門家と名乗る人達は、早い話証券会社や業界の宣伝マンに過ぎません。

彼らはお金を払ってくれるスポンサーの為に「投資は儲かりますよ」と言っているので、顧客の為なんかではない。

こうしたアドバイザーが例として持ち出す数字は、必ず素晴らしい結果になっているのだが、平均的投資家がそれをやっても同じ結果は得られません。


投資家が上げうる現実の収支は、せいぜい頭の中でシミュレーションした数字の半分という所なのです。

賢明な人でも事前の計算では「儲かった時だけ」を都合よく抽出し、連続で損失を出す可能性は「ありえない」と排除してしまうからです。

ところが投資をやっていると毎月のようにこの「ありえない」事が起こります。

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