習近平と握手する二階幹事長、「中国への貢献度が高い」人物である事を示している
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引用:http://jp.xinhuanet.com/2017-05/16/136288426_14949180615541n.jpg



中国皇帝と蛮族の使者たち

中国の北京では2017年5月14日と15日の2日間、29カ国から元首級を招待して「一帯一路」国際会議を開催した。

国連や世界銀行からも招待されたが、中国が主催する国際会議には、どんなものであれ「招待」されないと出席できない。

たとえ安倍首相やトランプ大統領が出席を希望しても、招待されなければ空港で追い返されるだけです。

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そして入国してからも中国がつけた序列によって対応者が変わり、最高指導者の習近平に面会できる人は限られている。

招待されても中国に対する貢献度が低いと見なされた人は、食事のテーブルから記念写真の立ち位置まで、離れた場所が割り当てられる。

対応する人も市の役人だったり、名前も知らない政府の官僚、良くて副首相あたりになる。


そんな差別国家中国で、常に最高待遇で招待されているのが自民党の二階俊博幹事長で、今回も事も無げに習近平と握手してきました。

一帯一路の対象国は60カ国に達し、中国が創設したAIIB(アジアインフラ銀行)も60カ国に届こうとしているのに、会議の参加国が29カ国というのは少ない。

本来参加すべき国の半数しか出席しなかったのだが、中国は「世界中から参加を求めている」と言っていました。(招待客は100カ国以上だった)


大昔に明や清が冊封体制を取っていたとき、皇帝への朝貢を受ける代わりに恩賜を与えていたが、そうした事をやりたかった筈です。

2016年9月に中国杭州で開催されたG20では、中国はオバマ大統領に敵意をむき出しにし、飛行機の駐機場所から席順まで、「習近平指導者より下」だと演出していました。

この手の国際会議は中国にとって国威を発揚する舞台であって、中国皇帝が蛮族の使者を受け入れるのと似ている。



失望の新シルクロード

事前の報道では中国が15兆円、いや50兆円もの投資を発表するとされていたが、フタを開けてみると内容に乏しかった。

習近平は5年間で1240億ドル(8543億元)を投じると表明したが、この数字は何倍にも水増しされているのを、参加者は知っていました。

内訳はシルクロード基金が1000億元(145億ドル)、政策銀行による3800億元の融資、周辺途上国への600億元支援などとなっている。


金融機関に人民元建て基金を3000億元に増やすよう要請し、対象国から今後5年間で2兆ドルを輸入するとも表明しました。

ほとんどは融資額や貿易額、果ては基金の積立金額の話で、真水の投資は途上国への600億元支援だが、これも無償ではなくおそらく融資額でしょう。

中国政府が直接お金を出す案件は無く、予想以上の渋ちんぶりでした。


一帯一路会議に合わせて去年合意したインドネシアの高速鉄道にやっと融資承認したが、これなどは中国が無償で建設すると約束して落札し、1年も放置しています。

外国の民間金融機関は一帯一路について、リスクが高い割りに収益性が見込めないとして、大規模な融資には二の足を踏んでいる。

米経済メディアは一帯一路会議で、中国は欧州からの支持を取り付けるのに失敗し、内容の乏しいものになったと報道した。



中国の報道官、二階俊博氏


欧州の参加者からは貿易ルールの透明性に欠け、欧州各国の権利が保障されていないとして合意を拒否した。

中国は一帯一路貿易で、中国だけが有利になるルールを構築しようとしている、と欧州からの参加者は批判しました。

欧州委員会のダニエル報道官は「中国が示した不公正な貿易ルールを支持しない」と明確に拒絶しました。


欧州と中国は長い話し合いを続けたが、中国側は会議の最終日の最後になって、今までの合意をひっくり返し、中国が作成した文書への合意を迫ってきた。

欧州側は激怒し、こんなものには合意できないと言って署名を拒否して帰ってきたとの事です。


一方日本から出席した二階幹事長は「今参加しないと乗り遅れる」「AIIBに参加しないと孤立する」など中国の報道官のようになっていた。

二階氏は朴大統領が健在だった頃に韓国を訪問し、日本非難をまくし立てる朴大統領に「その通り、日本が悪い」と全面的に賛成してきた事があった。

自国の権利を追及する欧州代表と、ひたすら中国を持ち上げるだけの二階幹事長の差は、あまりに酷い。


そしてこれが、二階幹事長が日本代表として招待された理由でした。

こういう人に限って帰国後「自分だけが中国とのパイプを持っている」と自慢するのだが、そんなパイプは無いほうが良い。

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