軍事力があるからアメリカと対等に取引し、経済ルールを作れると中ロは考えている
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引用:http://cdn.ruvr.ru/2014/11/09/1497077883/9RIAN_02524737.HR.ru.jpg



中国軍事費が節目の1兆元

中国の2017年軍事費が史上初めて1兆元の大台を超えたのが分かりました。

全人代報道官が3月4日に発表した数字によると、予算案は7%増の1兆200億元(16兆円超)とされていました。

中国の軍事費は1980年代から大幅な伸びを続けていて、2015年まで20年連続で2桁増だった。
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2016年は7.6%、2017年は7%前後と伸び率は低下しているが、他の主要国より大幅に高い。

表向きの軍事費は16兆円だが、中国には治安部隊が存在し、伝統的に人民解放軍と同規模の予算を配分している。


天安門事件で人民を踏んだり、ウイグル事件、チベット事件で”活躍”していた装甲車や戦車は、大半が治安部隊の物でした。

人民解放軍は外国向けの軍隊、治安部隊は国内向けの軍隊で、両者は対になっています。

なぜそれほど巨大な治安部隊が必要かは、国内で毎年4000件前後のテロや暴動が発生しているのと関係がある。


一日平均10件以上発生する暴動を鎮圧し、共産主義を維持するのには、このくらいの国内向け軍隊が必要なようです。

軍事費の総額は16兆円+10兆円以上だがこれだけではなく、さらに「裏金」や「裏予算」が存在すると欧米メディアは頻繁に指摘している。

中国政府が発表する国内統計はいい加減な事で知られているが、軍事費の発表でも世界的に信用されていない。


したがってこの数字より実際には、さらに多いと推測されています。



ロシアの軍事力増強

ロシアはウクライナ介入やクリミア併合で西側から経済制裁を受けているが、軍事費は「高度成長」をしている。

2017年4月に(ロシアや中国びいきで有名な)スウェーデン研究所が発表した数字では、前年比5.9%増の692億ドル(約7兆6000億円)だった。

これによってロシアの軍事費はアメリカ、中国に続いて、日本などを抜き去り3位に返り咲いた。


日本は相変わらずGDP1%枠を守り続けていて、5兆円を大きく上回る事ができない。

軍事費4位はサウジアラビアで、原油価格低迷で減額したが7兆円以上を維持していて、韓国ですら3.5兆円規模の軍事費を持っている。

日本の軍事費は1990年頃に世界2位だったが、その後順位は下がり続けている。


ロシア経済は2014年のクリミア併合によって経済制裁を受け、2015年と2016年はマイナス成長でした。

2017年は原油価格回復でプラス成長が見込まれるが、経済の低空飛行は変わらない。

こんな状況で軍事費拡大に走る理由はむしろ、軍事費を拡大しないと、さらに経済が悪化すると予想されるからです。


ロシアから軍隊を取ったら欧米に勝てる分野は一つも無く、アメリカとの取引材料もなくなります。

するとさらに経済制裁を強化してくるので、ロシアはさらに締め上げられるでしょう。

軍隊が強いからアメリカと取引できるのであり、軍隊が弱ければ日本のように謝罪するしかありません。


それに軍隊を強化すると雇用が安定し、軍事産業によって経済成長率が上向くので、不況下の正しい経済政策ではあります。

ただし旧ソ連は軍隊に頼りすぎで、国家経済が軍隊を支えられなくなって滅びました。

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