ドゥテルテは勇敢な男を演じているが、習近平にとってはせいぜいペットに過ぎない
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引用:http://prt.iza.ne.jp/kiji/world/images/161020/wor16102022450035-p3.jpg


ドゥテルテ大統領の300日

フィリピンの暴言大統領ことドゥテルテ大統領は、2016年5月9日に当選してから1年が経過しました。

2016年6月30日に就任してから犯罪組織撲滅へ掃討作戦を実施し、数千人を法に基づかずに”始末した”と言われている。

犯罪撲滅は皮肉な事に「もう一つの犯罪組織」である警察に巨大な権力を与え、腐敗を引き起こした。
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2017年1月29日、大統領は治安責任者を招集し、突然撲滅作戦の中止を命令しました。

警察に組織犯罪撲滅作戦の終了を宣言し、全ての対策部門を解散するよう指示しました。

フィリピン警察官グループが韓国人ビジネスマンを誘拐して身代金を要求し、韓国人を犯罪者に仕立て上げて警察署で監禁していた。


韓国人ビジネスマンはフィリピンで憎まれており、警察官による誘拐も既に何回か発生していた。

この時は韓国政府が非公式にフィリピン政府に抗議したことで、大統領が作戦中止を命じたとみられます。

ドゥテルテ大統領は市長時代から中国と癒着していて、領土問題でも「南シナ海は中国の領土だ」と公言していました。


それが2017年4月に突然、「領有権を主張する島々を占領し国旗を掲げる」と宣言し中国を追い出す姿勢を見せた。

中国に敵意を持つ人々は「やっとドゥテルテは目覚めた」と考えたが、そうはならなかった。

宣言から僅か1週間後、「中国との友情を優先して、島々に国旗は揚げない」と180度発言を入れ替えた。



ドゥテルテの誤算

ドゥテルテのように独裁的なタイプの指導者は、発言がコロコロ変わる傾向があるが、それにしてもこれは酷かった。

欧米メディアの分析では、ドゥテルテ大統領は大国と「親密になる」という本当の意味を知らなかった。

ドゥテルテはアメリカを、フィリピンを支配する侵略者だと言い、中国はアメリカから救ってくれる救済者だと見なしていた。


だがアメリカ陣営から離れて中国陣営に移動すれば、今度は中国から支配されるだけで、フィリピンの物は中国の物になる。

どちらかと言えば中国に支配されるよりは、アメリカに支配されたほうがマシだと思える。

アメリカは少なくとも裁判に弁護士をつけてくれるが、中国は裁判を開かず山奥で「ズドン!」とやる国だからです。


ドゥテルテは大統領に就任して中国と親密になって初めて、「中国と親しくなるのは、中国に奪われる事」だと気づいたようです。

だが時既に遅しで、散々悪態をついて「アメリカの兵器は今後使わない。基地も使わせない」と言った手前、もうアメリカの子分には戻れない。

ドゥテルテのせいでフィリピンは安全保障上の危機に陥りつつあるが、当の国民は圧倒的多数が大統領を支持している。


ドゥテルテは習近平と会談したとき、南シナ海でフィリピンが資源採掘すれば「戦争だ」と言われたと話している。

ドゥテルテ大統領は国内では勇敢な英雄という演出をしているが、中国の属国になる以上、中国に従うほか無い。

時々強気な発言をしてみるものの、結局中国に対しては従うか侵略されるかの選択肢しか持っていない。


本来ならアメリカを引っ張ってきて味方につけ、米中を天秤に掛けるところだが、反米が売りなのでそれが出来ない。

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