空母艦載機の殆どが飛行不能の疑いを持たれている
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”実戦”になれば米軍は逃げる

アメリカの有識者やアメリカ政府高官、議会関係者の間では、自国の軍事力に対する悲観論が広がっている。

ストックホルム研究所によると米軍事予算は6112億米ドル、2位中国2152億ドル、3位ロシア692億ドルと続いている。

この数字自体はソ連軍が米軍と対峙していて時よりは良く、依然として米軍は強大な予算と力を保持している。
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だが2000年代の米軍が世界の総軍事費の過半数を占めていたのに対し、現在の米軍自費は世界の36%に過ぎず縮小を続けている。

要するに中ロの軍事費が増大したというよりも、アメリカ軍が勝手に縮小しているのだった。

オバマが大統領になる前の2007年には、米軍事費は4500億ドルに対し、2位中国と3位ロシアは500億ドルで10倍近い差があった。


オバマ政権で米軍の弱体化が進んだのを象徴するように、2017年に日本のメディアが「米空母艦載機の2/3は整備不良で飛行できない」という記事を配信した。

また『いつもの』ヨタ記事かと思ったが、在日米軍司令部が烈火のごとく怒って抗議したので、半分くらい本当かも知れないと思い直した。

自衛隊の川柳で「たまに撃つ、弾がないのが、玉に傷」というのが流行ったが、現在の米軍がそういう状況らしい。


この説を決定的に裏付けてしまったのが「カールビンソンUターン事件」で米軍の歴史に残る失態でした。

トランプ大統領は2017年4月6日にシリアの空軍基地にトマホーク59発を打ち込み、「ロシアはシリアを支援するな」と強い警告を発しました。

4月3日にメディアのインタビューで、北朝鮮問題で「中国が解決しなければ、我々がやる」と発言していました。

米軍はメディアに4月8日、カール・ビンソンが北朝鮮周辺に向かっていると話し、トランプ大統領や国防相は、空母と潜水艦を北朝鮮に派遣したと明言していた。



アメリカ軍が失墜した日

軍事史が変わった日というのがあり、真珠湾攻撃の日、原爆投下の日、キューバ危機の日、アフガン侵攻と撤退の日、ベトナム戦争終結の日などがありました。

後世の研究者が「アメリカ軍崩壊の始まり」と記すかも知れない出来事が、2017年4月15日に発生していました。

4月15日は金日成生誕105周年であり、北がミサイル発射や核実験を行う可能性が最も高い日とされていた。


実際翌4月16日に北朝鮮は弾道ミサイルを発射し、すぐに空中爆発させたが、この時空母カールビンソンは実際には北朝鮮から離れていました。

オーストラリア沖に居たともインド洋に居たとも言われているが、北朝鮮から全力で「逃げ出していた」のでした。

真珠湾攻撃に向かった空母部隊が、実際にはインド洋まで逃げていたら、第二次大戦は起きなかっただろうが、永遠に世界の笑いものになっただろう。


カールビンソンがなぜ最も重要な日に北朝鮮から遠ざかったのかは分かっていない。

トランプがそうするよう命じたのかも知れないし、北へ向かえというトランプの支持に軍が反対した可能性もある。

日本のメディアが書いたように空母艦載機は実は「展示品」で戦闘能力が無かったのかも知れない。


だが世界の人々が見たのは、戦争が近づくと米空母は逃げ出したという事で、理由や事情は関係ない。

どれだけ巨大で強そうでも、実戦になると逃げ出すのでは、中国やロシア、北朝鮮からすら相手にされません。

米軍の軍事費が中国の3倍でも、危険が迫ったら逃げるのだと言う事が、示されたのです。



中ロ北はもう米軍を恐れない

旧日本軍の全盛期、大半の敵は日本軍の姿を見ると、いや日本軍が迫ったという噂だけで逃げ出して戦おうとしませんでした。

このため日本軍上層部は「連合軍なんか、こちらが攻撃すれば逃げ出す」と考えて安易な作戦計画を連発するようになった。

この場合は反撃に備えて力を蓄えていた連合軍が勝利したのだが、軍隊にとって「権威が失墜する」のは致命的な事態です。


1962年10月22日にケネディ大統領はキューバに核ミサイルを運び込んだソ連に向けて、次のようにラジオ演説を行った。

「キューバから核ミサイルが発射された場合、標的が西半球のどの国であろうとソ連による米国への攻撃とみなし、報復措置をとるものとします。」

この一言によって世界の人々は「アメリカ軍は本当にやる気なのだ」と認識し、ソ連軍は撤退し、この日からアメリカ軍は世界の警察官を名乗るようになった。


アメリカ軍が権威を持ったことで世界中の軍隊がアメリカを恐れ、アメリカを中心とした世界が確立されていきました。

トランプ大統領がやらかしたのはこれの逆であり、「アメリカ軍は実際の戦争では逃げ出すから怖くない」と世界の軍隊は認識しました。

世界の警察官アメリカは1962年10月22日に就任して、2017年4月15日に引退したのでした。


さて今まで55年間日本はアメリカ警官に守られてきたのだが、もう警官はヨボヨボで銃なんか持ちたくないと言い出しました。

自分の身を自分で守らねばならないが、現状認識が甘く、まだアメリカが守ってくれると考えている。

日米同盟があってアメリカが「尖閣を守る」と約束しても、肝心の中国や北朝鮮が米軍を恐れないのでは、話しにならない。

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