安倍首相にとっては、かなりの成果があったようだ
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イタリアサミットが開催

5月27日にイタリア南部シチリア島タオルミナで主要7カ国首脳会議(G7サミット)が開催され、安倍首相やトランプ米大統領が出席しました。

安倍首相はドイツのメルケルに次いで在任期間が長くなり、出席者の中でもそれなりの存在感を発揮しました、

サミットでは在任期間が長い人ほど、写真撮影の並びや食事の席順が優遇されて繰り上がっていく。
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「大統領」の方が地位が高いとされて良い場所を占め、首相は地位が低いとされて隅に立たされる。

欧米人は虚礼にこだわらないとされているが、実際には日本で言う「上座下座」にとてもこだわっている。

アメリカの大統領が必ず膝を組んで座り(トランプはしないが)、足の裏を相手に見せるのも、自分が上位なんだと思い知らせるためにやっています。


それはともかくイタリアG7は北朝鮮問題が深刻化した後で開催され、主要議題の一つに取り上げられた。

欧州3カ国にとっては遠いアジアの話なので、それよりはトランプの保護貿易主義の方が重要だった。

開催前の5月26日に安倍首相とトランプは日米首脳会談を行い、北朝鮮への制裁強化で合意し、会議の主導権を握った。


欧州にとってはやはり関心が薄かったが共同声明には盛り込まれ、各国首脳から賛成意見が出され反対意見は出なかった。

むしろ欧州の関心は最近発生したばかりのロンドンテロを受けたテロ際策と、米国の自国優先主義にあった。

安倍首相は米国と安全保障で協力したいが、トランプの保護主義には反対を表明していた。

サミット首脳宣言には「保護主義と闘う」と明記され、トランプ大統領が他の国に押し切られる格好になった。



日本には予想以上の成果

カナダは主要国でも先進国でもないと思うが、アメリカに賛成する為にアメリカが加えたのに、今回は裏切った事になる。

トランプ大統領は国内でロシアとの内通疑惑が噴出していて、サミットでは準備不足なのか各国に押される場面が目立った。

反対に安倍首相は各国首脳や重要人物と会談し、日本にとって懸案だった北朝鮮問題で、各国の支持を取り付けた。


安倍首相は演説で北朝鮮のミサイルと核開発の脅威を訴え、過去の対北朝鮮政策を「北朝鮮の時間稼ぎに利用された」と批判しました。

弾道ミサイル迎撃や日米共同研究などで防衛力整備を進めていくと語り、各国が賛成した事で軍事力強化の賛同も得ました。

首脳会議でも最初に発言し、「北朝鮮は国際社会との約束を破ってきた。」とG7の結束や、中国やロシアも制裁に協力するべきだと主張した。


日本人拉致問題についても各国に説明し、「一刻の猶予も許されない」として賛成の言質を得ている。

国連報告者が批判したいわゆる共謀罪についても説明し、批判的な意見がでなかった事で支持を取り付けた。

安倍首相はグテーレス国連事務総長とも会談し、先の国連人権理事会の特別報告者の報告は「国連の総意を反映ではない」という発言を引き出している。


グテーレス事務総長は「報告者は国連とは別の個人である」と明言し、報告者の批判は国連を代表していないと説明した。

また報告者や委員会が批判した日韓慰安婦合意についても、合意を歓迎し賛成する、日韓が忠実に履行する必要があると賛成の意思を表明した。

これも報告者は個人の意見であり、委員会の委員もまた個人として参加しているに過ぎないという事になる。


安倍首相はイタリアG7で北朝鮮、日韓合意、共謀罪、防衛力強化などで各国の賛成を取り付けるなど、大きな成果を挙げた。

日本国内の支持が安定し、G7では「古株」になった事で影響力が拡大したのを示している。

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