人口ボーナス期が終わった中国に替わって、これからインドは成長期に入る
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引用:http://tanakkei.com/wp-content/uploads/2012/11/IMG_3327-e1352696620989.jpg


インドと中国の人口が逆転

インドの人口は13.1億人、中国の人口は13.7億人だが、既にインドが人口世界一だと推測する人が多い。

というのは中国は中央政府が何にでも目標を設定し、市や省に報告させて集計するが、目標に達しないと何らかの罰を受ける、

このため中国ではGDPが必ず何割か多めに報告され、中央政府が「按分」して辻褄を合わせて発表している。
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GDPや人口のように多いほうが良いと考えられる数字は水増しされ、実際より多い数字が政府に報告される。

従って中国研究者の間では中国が発表する人口は、実際より1億人多いという見方がある。

もし市や省が水増しをしていなくてもインドのほうが人口が多い可能性が高い。


インドにはまともな人口調査が無く、統計から漏れた人々が数千万人存在していると言われている。

両国の事情を考慮すると中国の人口は13.7億人より少なく、インドの人口は13.1億人より多いと考えられる。

人口増加率はもっと差があり中国は0.5%、インド1.43%で、中国はすでに労働年齢人口が減少に転じ、少子高齢化が始まっている。


中国はこの30年間経済成長してきたが、成長の大半は人口ボーナスと、成長前が低すぎたからだった。

1950年代から60年代にかけて毛沢東の大躍進、文化大革命が大失敗し、中国は北朝鮮よりも貧しい国になっていた。

スタート地点が低いほうが、長く経済成長し続けるし、より高く登ったように見える。



「アジアの時代」の終わり


人口ボーナスとは人口が増加している間は、その国は人口増加率以上に経済成長するというメカニズムです。

人口増加率の2倍の経済成長が見込めるとすると、中国の人口増加率は1%台が多かったので、何もしなくても年3%成長した事になる。

アメリカの人口増加率は1%前後なので、やはり何もしなくても年2%成長した事になる。


そして日本なのだが人口のプラスボーナスがあるならマイナスボーナスもあるはずで、2016年には33万人減少しました。

0.26%の人口減少なのでマイナス効果が2倍だとしたら、何もしなくても年0.5%マイナス成長した事になります。

日本の事は置いておくとして、中国は10年以内に総人口が減少し始め、人口ボーナスも完全に消滅します。


人口が減少する国で経済成長率プラスを維持するのは大変なので、東アジアは一斉にゼロ成長になるでしょう。

台湾、韓国、北朝鮮、中国はどこも日本より出生率が低いので、確実に人口減少が起こり、東南アジアがこれに続きます。

アジアの成長ってのは結局、アジア人の人口が増え続けた事が大きく、人口が減少すれば「アジアの時代」は終わります。


インドはこれらより長く経済成長するかも知れないが、人口15億人を超えたら、人口抑制せざるを得なくなります。

2030年代には東アジアが人口減少に転じ、2050年代までには東南アジアや南アジアも続きます。

中国のGDPは年6%成長しているが、通貨の人民元も毎年6%下落しているので、ドルで計算すると既にゼロ成長になっています。


中国の成長期には人民元建てで10%以上成長した上に、人民元そのものが上昇したので、ドルや円で計算して毎年2割以上も成長していました。

中国の成長なるものは完全に終わったのが分かり、代わって今まで低すぎたインド経済が成長するサイクルに入ります。

中国経済がどこまで縮小し、インド経済が中国のように高度成長するかが、今後10年の見所です。

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