支えるふりをしながら、自分が上に上がる事しか考えていないのが国会議員
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総理の座をめぐる闘争

安部首相はコロナ対応のまずさで支持率を大きく下げ、解散総選挙や退陣は確実と先読みする人も居る。

安倍首相の再選はなくなり遅くとも任期満了で総裁選が行われ、閣僚の中にも喜んでいる人が大勢居る。

安部首相が退陣すれば自分が総理大臣に成れると思っている人が何人か居て、安倍政権で干された議員は新政権で閣僚入りを狙っている。

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その筆頭は石破の乱で安倍首相と対立した石破茂で、喜びを隠しきれないという顔で、テレビでは懸命に怒っているふりをしている。

国民の政治不信とか、自民党の建て直しとか色々言うが、ズバリ安倍首相は退陣して自分と交代するべきだと言いたいのです。

喜んでいる2番目は副総理の麻生太郎財務大臣で、2015年の安保法制で安倍首相の支持率が下がったときも、不穏な動きを見せた。


麻生太郎は麻生派や山東派を統一して「志公会」を結成し、安倍首相の細田派95人に次ぐ59人の勢力になった。

自民党総裁選挙は数の勝負なので最大派閥が有利であり、最大派閥の安倍派(細田派)が候補を出せなければ麻生総理の目が出てくる。

官房長官の菅義偉も総理の座を狙っているが、党内に強力な派閥の後ろ盾がない。


水面下では「菅派」を結成するべく勉強会を立ち上げているが、波風を立てずに静かに総理の座に近づこうとしている。



次の総理になりたい人達

二階俊博幹事長は安倍政権を支えているが信条としては安倍や麻生と対立する左派で、二階派(志帥会)41人を率いている。

人数としては第3グループだが自民党左派では最大であり、政治の流れが変われば一気に二階総理が誕生する可能性がある。

自民党総裁(総理)は2000年の森総理からずっと保守(右派)が続いているが、その前はずっと左派政治家だった。


自民党左派は17年間も冷や飯を食わされているわけで、二階総理の目があるなら団結するかも知れない。

総理の座を狙うもう一人の左派大物は岸田文雄外務大臣で、安倍首相は岸田総理へ禅譲したがっていると言われている。

岸田文雄は宏池会会長で、池田勇人が旗揚げした自民党最古の派閥の会長です。


池田隼人から鈴木善幸までは保守政治家だったが、最近の会長は宮澤喜一、加藤紘一、古賀誠という左派議員が就任している。

これら次期総裁を狙う議員に従う議員達も、安倍政権が崩壊したら自分が「上」に上がれると考えている。

自民党が衰退すると小沢一郎や鳩山由紀夫のように、反自民政党を作って自らが総理になろうという人間も現われる。



竹下登のデスノート

こうした政治家達の「総理に成りたい」という思いがいかに強いかを物語るエピソードが、竹下登のデスノートです。

竹下登は1987年11月から1年半総理を務めたが、そんな事より消費税を導入して『日本経済を破壊した犯人』として名高い。

竹下登さえ総理にならなければバブル崩壊は起きなかったかも知れず、日本は今でも好景気を謳歌していた可能性がある。


そして昭和の最後の総理大臣でもあり、まさに日本の繁栄が終わった時代の区切りに登場した。

竹下は1951年に27歳で初当選したが、1987年に総理になるまで自分が当選順位の何番目かをノートにつけていました。

昭和の時代には当選回数の多い順に総理大臣になるのが当たり前であり、順番を跳び越すのは謀反であり犯罪と同じでした。


自分が当選順位の何番目かは逆に言えば「あと何人しねば自分が総理になれるか」の順番でもあったのです。

ノートには赤と青の線が引かれていて、赤い線は「重病でもうすぐしにそうな議員」、青い線は「病気だがまだ生きそうな議員」でした。

竹下は低姿勢で有名で、自分より上の議員にはぺこぺこしながらも、「この人はあと何年生きるかな」と値踏みしていました。


竹下は特殊ではなく、国会議員とはみんなこんなもので、上の人間が失脚したり亡くなったりするのは「嬉しい」のです。

こうした人達が権力闘争を繰り広げて総理や首相が決まっていくので、選挙のキャッチフレーズのように美しい世界ではありません。


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