女王は高齢で退位の噂もある
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引用:http://s4.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20160518&t=2&i=1137759270&w=&fh=&fw=&ll=780&pl=468&sq=&r=LYNXNPEC4H0XT



運に見放されたイギリス

イギリスは2016年6月23日にEU離脱を決めてから、運に見放されたように悪い出来事が続いている。

2017年5月22日にマンチェスターのコンサート会場で爆発があり、6月3日にロンドンのマーケットでテロがあった。

6月19日にはロンドンのモスク近くで自動車が多数の歩行者に突っ込むテロが発生しました。
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2017年3月22日にはロンドン国会義堂に自動車で突入しようとして、警察官に防止される事件も発生していました。

2017年6月14日にはロンドン西部のグレンフェル・タワー火災が発生し、戦後最悪の約80人がなくなった。

火災が起きたノース・ケンジントン地区は移民や貧困者が集まるダウンタウンで、ビルは貧困者が多く住んでいた。


貧困者ビルは消防法が守られておらず、住民らは危険性を警告していたが、市や国は特に対策をしていなかった。

貧困地区の人々はこのような火災がいつか起きるのではないかと訴えていたが、マスコミは金にならない取材をしようとしなかった。

大火災が起きたら世界の注目を集め、一転して「金になる取材」になりマスコミが押し寄せたが、住民の怒りを増幅している。


政治混乱も酷いもので、国民投票を主導したキャメロン首相は選挙翌月の7月13日に辞任し、保守党のメイ首相が就任した。

だがメイ首相も指導力不足やテロを防止できなかった責任を追及され、国民やメディアは辞任を要求している。

EU離脱の国民投票は成立したものの、その後二転三転し、いつどうやって離脱するのかは決まっていない。



ブラック奨学金

一つの混乱を引き金に天災や不運が次々に起きるのは、バブル崩壊から阪神大震災、東日本大震災などが起きた日本とも共通している。

それぞれの出来事には関連性が無いが、バブル崩壊、自民党分裂、オウム事件、超円高などロクな事が起きなかった。

イギリスでは今「イギリス版ブラック奨学金」が社会問題になっていて、多くの学生が約5万ポンド(約740万円)の借金を抱えて社会に出て行く。


イギリスの大学授業料は年平均9000ポンド(約132万円)で生活費もかかるので、学生ローンを利用している。

日本でも返済不能な奨学金が問題になっていて、アメリカでも同じ問題が起きている。

イギリスの奨学金は「リボルビング払い」みたいな制度で、長期間元金は返さなくて良い変わりに、ずっと利息を支払い続ける。


金利は6%前後だが元金が700万円なので金利だけで年間45万円前後になり、大学を出たばかりだと金利も返済できない。

すると支払えない分借金が増えてしまい、ずっと金利を支払い続ける事になっている。

しかもイギリスでも大卒者が増加した結果、大学を出たから管理職や高給なホワイトカラーになれるとは、限らなくなっている。


給料は減っているのに大学にかかる金額は増え、借金も増加しているが、一つだけ救いがある。

イギリスの大学ローンには「時効」があり卒業から30年経過すると、そのローンは消滅してしまう。

一見良い制度のようだが、30年間金利を支払い続けても700万円を支払えなかった大卒者が大勢居る。


ちょっと計算してみると740万円を40年間6%の金利で借りると、支払い総額15,972,003円で借入の2倍以上になる。

そして30年間元金を返済しなかった場合は、金利だけで1332万円も支払う事になる。

どちらかと言えばキチンと返済するほうが支払い金額は多く、インフレを考慮すると時効まで元金を返さないほうが良い。



必要なのは奇跡か

経済もうまく行っておらず、英EU離脱から金融機関のイギリス脱出が相次ぎ、製造業でも脱出企業が多い。

英EU離脱によってイギリスへの投資も減少し、経済成長率はEU本土より低くなり、失業率も悪くなってしまった。

収入が減ったので消費支出も減少し、ポンド安によって輸入物価が上がりインフレが生活を圧迫している。


この1年の間に信じられないほどイギリス人の生活は悪化し、国民の間には政治への不満が急速に高まっている。

1年前には「中国人が高級住宅を買い漁るせいで住宅価格が高騰している」、というのがニュースだったとは信じがたいほどです。

不運な出来事が続いて国民が「切れて」しまい、最も選んではいけない人間に投票するのは、戦前のドイツや少し前の日本で経験しました。


不満を高めた国民は「今の政権以外だったら誰でも良い」「とにかく『犯人』をやっつけろ」と極端な人気取り政策を掲げる”嘘つき”に投票するのです。

こうなると負の連鎖が止まらなくなってしまい、バカ首相が次々にバカな政策を実施し、さらに政治混乱を引き起こします。

イギリスから独立しようという地方の動きもあるが、混乱を拡大するだけでしょう。


タイミング悪くエリザベス女王は91歳の高齢で、言ってはなんだがそう長く職務を続けられない可能性が高い。

まさしく日本の昭和の終わりを連想させる状況で、何もかもが悪い方向に向かっている。

何らかの奇跡が起きないと、急速に状況が好転するとは考え難い。

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