多くの人は完全自動運転より、手ごろな「衝突防止装置」を望んでいる
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引用:https://pbs.twimg.com/media/C9ylyz0VwAANL2c.jpg



自動運転車は儲からない?

自動車業界は世界各国や自動車メーカーが矢継ぎ早にEV化を表明し、時代の寵児になっている。

一方で1年前「次世代自動車の中核技術」と言われた自動運転車は、ひっそりと脇役に退いた。

今世界の自動車メーカーは自動運転車の単独開発に見切りをつけて、共同開発でリスクを分散している。
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世界で始めて自動運転車を公道走行させたのはグーグルで、無人のプリウスが走る動画は大人気になった。

アップルやトヨタ・日産・欧米メーカーも一斉に自動運転車の開発を加速させ、2017年から続々とデビューしている。

その一方で自動運転車は採算を得るのが難しいのも分かってきて、多額の開発費が掛かるのに利益は見込めない。


自社が世界の自動運転技術を独占できるのならともかく、多くのメーカーが同時に実用化したのでは、セールスポイントではなくなる。

例えればシートベルトやエアバッグみたいなもので、重要だがそれにお金を出す人は居ない。

自動運転が普及するのは間違いないし、それで恐らく交通事故は減少するが、メーカーが儲かるかは別の問題になる。


自動運転のソフトウエアを開発している会社だけで数十社存在し、全ての大メーカーは独力で自動運転技術を開発してきた。

それぞれが自動運転技術の覇権を握れば莫大な利益が上がると読んだのだが、参入業者が余りに多すぎた。



自動運転は多くのオプションのひとつ

これらの企業が別々に自動運転車を開発して販売しても、利益が出ないのは明らかなので、複数企業で提携開発に転換している。

この1年で世界ではいくつかの自動運転車が発売されたが、思ったほど注目されず、爆発的に売れもしなかった。

この調子では開発に掛けた投資を回収するのに長い時間がかかり、メーカーは旨みが少ないのをすぐに理解した。


新車を購入するユーザーにとって自動運転は数多いオプション装備の一つで、必ず装着するものではなかった。

米テスラは世界で始めて自動運転車を販売したが、現在は他のメーカーも実用化させた結果、テスラだけの技術ではなくなった。

開発には際限なく金がかかるのに、ユーザーからは大した技術と見られないかも知れないのを意味する。


現在メーカーが「自動運転」と称しているのは、実際には複数の衝突防止装置の組み合わせにすぎない。

前方車と距離を保ち、ガードレールや白線からはみ出さないようにしているので、完全自動運転車とはほど遠い。

多くのユーザーには恐らく衝突防止装置でも十分であり、完全な自動運転車は高価な割りに必要性が低い。

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