室外機は買うと数万円だが、盗んで転売しても2,000円にしかならない
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引用:http://csoption.nifty.com/cms_image/isp-cs/denki/170524000079/79.jpg



エアコン泥棒は”美味しい”のか

路上側に出ているエアコン室外機を盗む手口の泥棒があり 2017年8月24日には155台を盗んだ大阪の男が逮捕されています。

37歳の男は88件の室外機泥棒をはたらき、合計155台を盗み950万円相当の被害を与えた。

犯行は2月から5月の3ヶ月間に、大阪府内で行われたと書かれていて、平均すると毎日1件の頻度で盗んでいた。
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950万円は室外機の販売価格で、実際には盗んだ室外機をリサイクルショップ等に持ち込み換金していました。

リサイクルショップはそのまま売るのではなく、解体して金属を取り出して、金属を転売します。

盗んだ室外機を自分で解体したほうが儲かるが、非常に目立つので、業者に売っていたと思われます。


ネットで室外機の買い取り価格を確認してみると、買い取り価格は3,000円から5,000円、業者の大きな物で1万円程度でした。

室外機の買い取り価格は重さで決まり、重いほど中に入っている金属の重量が重く、価値が高い。

多くのコンプレッサー入り室外機の重量は30キロから40キロというところで、軽いのは楽だが買い取り価格も低い。


ある買い取り業者では1kg当たり86円と表示されていて、35kgの室外機だと3,010円の買い取り価格になります。

すると彼が盗んだ155台の室外機の合計買い取り価格は、1台40kgだったとしても53万3,200円に過ぎません。

1ヶ月14万円で1件平均2台弱を盗んで6,000円程度だったので、155台も盗まないと生活できなかったと想像できます。


別な室外機ドロは1台1,700円で売ったと供述しているので、まともな業者に持ち込めないのを考えると、1台2,000円以下かも知れません。

すると155台の「売上げ」は26万3,500円にしかならず、月に10万円以下にしかなっていないのです。

それだけの”技術”があって苦労をするなら、もう少し効率が良い稼ぎが、見つかりそうなものです。



割りに合わない「商売」

エアコン室外機窃盗は修理業者を装って昼間堂々とやるのが特徴で、家の人が居るときにやる場合もあります。

制服らしいものを着て近所の人に挨拶し、手馴れた風に室外機を外して持ち去るので、怪しまれない。

家の中に侵入しなくて良いので、手軽に出来る窃盗としてこの数年人気が出ている。


だが捕まれば確実に実刑のリスクを犯して、40kgもある室外機を運んで1台2,000円では、その分バイトしたほうが収入は増えるでしょう。

同じような物で金属窃盗もあり、歩道に刺してあるポールや消火設備の金属、側溝のフタからマンホールまで、ありとあらゆる物を持ち去ります。

珍しいものでは橋やトンネルに掲示してある「○○橋」「xxトンネル」という表示も盗まれています。


こうした公共物は一目見れば盗んだと買い取り業者にばれるので、外国人ブローカーに売って船で外国に持ち出すようです。

金属の中でも銅は比較的高値で、手に入れやすいので人気があり、エアコン室外機にも銅が多く使われています。

最も効率よく銅を盗めるのは工事現場で、以前は放置してあるのを簡単に持ち出せたという事です。


工事現場の銅線は数十キロや数百キロ、場合によってはトン単位で置かれているので、ごっそり持ち去って大金を得た人も居たようです。

今は工事現場にも鍵がかかっていたり警報装置が取り付けられ、高価な銅線が放置されている事も少なくなった。

橋やトンネルの名板は「被害金額数万円」と報道されるが、買い取り価格はせいぜい数千円か、もっと安いでしょう。

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