デモ隊鎮圧用の音響兵器、携帯可能なタイプもある
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引用:http://www.abc.net.au/radionational/image/7419482-3x2-700x467.jpg



米キューバ大使館が音響攻撃受ける

キューバのアメリカ大使館で、職員数十人が音響攻撃を受け障害を負い、米政府は閉鎖を検討している。

2017年8月24日、米国務省はハバナの米国大使館の少なくとも16人が、聴覚障害などに陥っていると公表しました。

ナウアート報道官によると現在攻撃は止まっているが、2016年にカナダ人が異常を訴え、米国人も次々に同じ症状になった。

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職員らはキューバの米国人医師や、本国の医師による治療を受けたが、帰国した人も居た。

アメリカ政府は2017年2月にキューバ政府に抗議したが、17年8月にも同じ症状が発生した。

2017年5月にはアメリカのキューバ外交官2人を追放処分にするなど、両国の関係は悪化していた。


ティラーソン国務長官や米国会議員らは事態を重視し、キューバの米大使館を閉鎖すべきだという意見も出ていた。

ティラーソン国務長官は9月17日、キューバの米大使館閉鎖も選択肢の一つだと述べました。

9月21日になって、キューバのカナダ大使館でも2017年6月に外交官と家族5人も同じ症状を訴えていた。


米外交官の公邸では昆虫の羽音のような音や、金属を擦るような音が大音量で聞こえたが、音の発生源は突き止められなかった。

外交官の中には自宅で深夜就寝中に、音響攻撃を受けたと証言している人も居た。

キューバでアメリカの外交官はキューバ政府が指定した賃貸住宅に住む事を義務つけられ、住居を移動する権利は無い。



音響攻撃とは何か

米外交官は24時間キューバ軍などの監視下に置かれ、自宅や私邸は常に軍隊や警察に包囲されている。

キューバ政府は抗議を受けて、「事態を深刻に受け止め、解決に努力している」と表明したが、何に努力しているのかは分からない。

キューバのブルノ・ロドリゲス・パリジャ外相は9月22日、国連総会で「音響攻撃」の証拠は見つかっていないと演説した。


手口や卑劣さ、言い逃れから考えると旧東側陣営に所属する国の犯行と思われるが、キューバとは限らない。

米関係者は「キューバと米国の関係を引き裂こうとする第三国の可能性もある」と見ていて、ロシア、中国、北朝鮮かも知れない。

これらの国にとってキューバは冷戦を闘った同盟国だが、アメリカとキューバが接近するのを防止したい。


音響兵器は耳慣れないがすでに実戦で多用されていて、アメリカ軍は中東のテロ対策などで使用していた。

一見すると小型レーダーや板状のスピーカーだが、音波を飛ばすと人間が倒れるほどの衝撃を受ける。

欧州ではデモ隊を抑止するのに使われていて、警官が手に持つ事ができる小型タイプも存在している。


小型の物はスーツケースや車の中に仕込んで使用でき、攻撃しているのは分からないので、使用する側にとって安全といえる。

逆に攻撃される側はどこから攻撃されているのか分からず、頭痛や難聴や脳の損傷を引き起こす場合もある。

日本でも捕鯨船がシーシェパードなどに使ったとされているが、国内では使用していないようです。

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