各地の管理所は14、15、18など番号で呼ばれている
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引用:http://new22nozawa.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2014/02/27/000087.jpg



北朝鮮の刑務所と収容所

北朝鮮には教化所と呼ばれる刑務所と、隔離施設のような招待所、そして数ヶ所の管理所(強制収容所)が存在する。

教化所には罪を犯した外国人なども収容され、虐待のようすが知られている。

教化所に行く前に予審と呼ぶ取調べを受けるが、自白の強要が主体で、暴力が横行していると言われている。

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招待所は表向き外国人を招待する施設だが、実態は隔離所であるといわれている。

日本人拉致被害者は招待所に収容されていた期間があり、スパイ容疑の帰国在日朝鮮人も収容されていた。

帰国在日朝鮮人のスパイ容疑というのは大半が言いがかりで、北朝鮮での生活に不満を言うと、スパイとして拘束される。


最高指導者の写真や像に敬意を払わなかったとか、体制批判を口にしたり、外国人と口を利くだけで「スパイ」になる。

平穣を訪問した外国人と会話したり、中国に出張中にアメリカ人と会話しただけで、収容された人も居る。

体制批判発言で拘束されるのは、ほぼ100%密告で、たいていは信用していた親友などに裏切られる。


警察に当たるのが人民保安部で警察官は保安員と呼ばれ、収容所は国家安全保衛部の管理下にあり、保衛員が管理している。

保安員から保衛員に引き渡されると、政治犯として扱われるのを意味している。

政治犯になるとやはり予審のうえで、番号が振り分けられた、各地の収容所(管理所)に送られる。



収容所とは

政治犯が身内から出ると、原則として親類縁者全員が何らかの処罰を受け、同居する家族は収容所に入れられる。

本人は職場など外出先で拘束され、家族は自宅に保衛員がやってきて、まず家捜しして証拠品を探す。

外国製の時計や電気製品、外国製の衣類や外国からの手紙など、なんでも「スパイの証拠」になり得る。


保衛員は「同務(同士より格下の呼び方)らは別な場所への移住を命じる」と言ってトラックかバスで家族を連行する。

この時「収容所に入れる」というと家族は騒いで抵抗するので、「別な場所で待機してもらう。すぐに帰れる」などと嘘をつく。

同居していない親戚は現在の地位と職業を剥奪され、農村での開墾作業など重労働に従事させる。


政治犯の資産は全て没収されるが、持っていける私物は収容所に持っていく事ができる。

収容所は革命化区域と完全統制区域に別れ、革命化区域は「革命化」つまり思想教育して出所する可能性がある。

完全統制区域は絶対に出所できないとされているが、実際には革命化区域に「格下げ」された収容者も存在し、中の様子も漏れている。


革命化区域では1年から一生涯、思想教育が行われるが、実際には教育ではなく苦役をさせるだけに過ぎない。

収容所は管理所と呼ばれ、数キロから数十キロもの広い敷地全体で、自給自足生活をさせる。

収容者は家族は家族ごとに、独身者は独身者だけで集められ、小屋の中で生活する。



革命化区域

食料は支給されるがトウモロコシ100gから200gというところで、一日に必要なカロリーの半分にも満たない。

管理所内では現金は通用せず、外部には収容した事が知らされないし、差し入れ等も不可能で、完全に外部から隔離されている。

敷地の外縁部には落とし穴、電流鉄条網、地雷、銃を持った歩哨所などがあり、脱出はまず不可能とされている。


収容者には農地の開墾、施設の建設、木の伐採など際限なく重労働が課せられる。

摂取カロリーが不足しているので、保衛員の目を盗んでは草や木の実、昆虫や動物を食べる。

栄養失調のため、食欲が異常に高まり、害虫等でも平気で食べれるように成ると言われている。


管理所内の統制は保衛員による暴力で保たれていて、医療施設は無く、多くは数年で亡くなる。

管理所内には学校もあるが、授業は最高指導者を称える歌などを暗記するのが主で、大半は農作業や労働を行う。

厳しい暴力と飢えで精神がおかしくなる人が多いが、自害は厳しく禁じられている。


家族がいる収容者が自害すると、収容されている家族の刑期が延びたり罰を与えられ、外に居る親戚も収容される恐れがある。

収容者の刑期は出所するまで告げられず、出所できても「政治犯の村」でやはり強制労働が待っている。

つまり一度収容所に入ったら、たとえ出所できても一生涯監視され、強制労働が待っている。

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