B-1Bはステルス機ではないので、敵の防空圏外から巡航ミサイルを発射する
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引用:http://airshowstuff.com/v4/wp-content/uploads/2017/04/DSC_2210-1-14.jpg



米爆撃機と北朝鮮の防空網

2017年9月23日、米国防省はグアムから離陸したB1爆撃機が、北朝鮮東側の国際空域を飛行したと発表しました。

米爆撃機には沖縄在日米軍所属のF15が同行し、「今世紀にはいって最も北側まで飛行した」と説明しました。

今までは38度線を越えていなかったのが、北緯38度線より北側に侵入したと見られている。

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米軍機が陸地まで何キロまで接近したかは不明で、数百キロは間隔を空けていたと考えられます。

この頃金正恩とトランプは「アメリカ全土を廃墟にする」「北朝鮮を完全に破壊する」と威嚇を繰り返していた。

爆撃機の行動を国防総省のホワイト報道官は「アメリカの決意を示すため」と説明しました。


韓国の情報院は9月26日、爆撃機に対して北朝鮮は反応を示さなかったとして、北のレーダーはB1を捉えられなかったと発表しました。

韓国は軍事衛星を保有せず偵察機も飛行させていないので、韓国内の地上レーダーや通信内容の分析などで判断したと見られます。

韓国によると米軍がB1の飛行を公開した9月24日以降になって、北朝鮮は航空部隊の移動や警戒飛行などを始めた。


米側では、米爆撃機の飛行に北朝鮮軍は、まったく気づいていなかったようだとしている。

北朝鮮は中国とロシアに、こうした情報が事実かどうか照会した、という情報もあった。

B1爆撃機は日本海上を、北朝鮮の都市「元山」から350km程度の距離で飛行したと推測されている。



B-1Bは平壌を核攻撃できる

元山に存在するとされる防空レーダーの探知距離は推定400kmなので、やや内側を飛行して反応するか試したようです。

北朝鮮が保有する対空ミサイルの射程距離は最大250km程度なので、例え探知してもミサイルは届かないという「保険」を掛けていた。

北朝鮮の軍備はデータリンクされていないので、元山のレーダーで探知して、もっと近いミサイルを発射するなどは出来ない。


さらに北朝鮮の戦闘機(MiG-29を保有している)が迎撃ようとした場合には、護衛のF-15で対応し爆撃機は退避する。

ソ連時代に輸入したMiG-29と米空軍のF-15では、ミサイルの性能も加えると、まったく戦闘にもならない。

今回米空軍が使用したB-1B爆撃機は初飛行が1974年でF-15戦闘機などと同時代で、ステルス機ではない。


当時は米ソが軍用機の速度や高度を競い合っていて、より上空をより高速で飛行すれば撃墜されないと考えていた。

最高速度はマッハ1.25、34トンの兵器を搭載でき、航続距離は1万1,000キロを上回る。

核弾頭搭載巡航ミサイルを機内に4発、機外に12発搭載可能で、AGM-129は射程3,400kmと言われている。


平壌から元山まで約200km、B1Bは元山から350kmの海上を飛行したとすると、距離は750kmであり軽々と届く。

B1Bがもっと安全に日本の防空識別圏内を飛行しても、合計16発の核ミサイルを北朝鮮に撃ち込む事ができる。

実際には北朝鮮が核兵器を使用しない限り、米軍も核兵器を使用しないと推測できる。


北朝鮮の防空網はがら空きであり、貧弱な防空施設も、米軍の最初の攻撃で無力化できる。

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