「小沢チルドレン」として数々の裏切りに加わってきた小池百合子知事
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引用:https://dot.asahi.com/S2000/upload/2016080900212_1.jpg



謀反の男のルーツ

小池東京都知事が旗揚げした希望の党に、民進党が解党して合流するのが分かり、衝撃を与えている。

衆院選は10月22日だが、残り3週間での野党連合には、与党自民党と公明党も衝撃を受けているようです。

ところがこの野党連合の仕掛け人は、「政界の黒幕」と呼ばれる小沢一郎が仕組んだと報道されています。

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小沢一郎は衆参あわせて議員数6人の自由党の党首だが、どうして泡沫政党の党首が政界を動かせるのでしょうか。

バブル崩壊以降の自民党崩壊、反自民政権樹立、政界再編のほとんどを小沢一郎が主導したか関わっていました。

小沢一郎の父は衆議院議員で、母方の祖父も地方議員という議員一家で育ち、東京生まれだが東京大空襲を避けて岩手県に移住した。


慶応大卒で弁護士を目指していたが父が急逝したため、1969年(昭和44年)27歳で岩手2区から衆議院議員に当選した。

当時自民党内でメキメキと頭角を現していた田中角栄に師事し田中派に所属、田中は1972年7月に総理大臣になり、小沢は秘蔵っ子として可愛がられた。

選挙参謀として小沢はデータを駆使して目覚しい成果を上げ、田中や中曽根らも一目置いていたという。


田中角栄がロッキード事件で逮捕されてからも、田中派は最大派閥だったが、竹下登のクーデターに参加して「経世会」に参加した。

竹下登による田中角栄追放を間近で見た小沢一郎は、この後の政治人生で、自分自身も裏切りを続けるようになった。

竹下派の先輩である橋本龍太郎らとともに、党内で実力をつけていき、野党との交渉力では自民党随一と呼ばれるようになった。

この頃激しかった日米貿易摩擦でも前面に立ち、アメリカ政府からも手ごわい男として知られるようになった。



現代の明智光秀

竹下登以降、日本の総理は毎年コロコロ交代し一貫性がなくなり、実際の政治権力は小沢一郎に集まるようになった。

後の自衛隊海外派遣につながるPKO協力法成立、バブル崩壊後の430兆円公共事業、消費税創設などを小沢が取り仕切ったと言われている。

転機になったのが海部内閣で、新聞やテレビはあからさまに「実権を握るのは小沢一郎」と書きたてた。


そして小沢は海部俊樹総理と対立して辞任させ、次の総理を選ぶときに事件が起きた。

次期総裁に立候補の意志を示したのは宮澤喜一、渡辺美智雄、三塚博の3人だったが、小沢は3人を自分の事務所に呼びつけて「小沢面接」を行った。

マスコミは一斉にこれを書きたて、23歳も年上の宮沢が、小沢に土下座せんばかりに平身低頭する写真を好んで掲載した。


当時の日本はまだ年功序列で、自民党では年齢や当選順位の順に総理になるのが当然だったから、小沢は謀反人のように報道された。

ここで思い起こすのは小沢一郎は父親から選挙区を受け継ぎ、苦労知らずで国会議員になった事で、他人の心の痛みが分からない。

1993年6月18日、自身が面接した宮沢内閣不信任案に小沢グループ39名が賛成して辞任させ、自民党も離党して新生党を結成した。


小沢は自分自身を改革の実行者と位置づけ、自民党を「守旧派」と呼ぶようなイメージ作りが非常に上手かった。

かっこいい改革派に対して「守旧派」になった自民党は選挙で大敗し、細川護煕が総理となる8党連立政権が発足した。

この後新進党、自由党、民主党、国民の生活が第一、日本未来の党、生活の党、生活の党と山本太郎となかまたち、自由党と次から次に新党を旗揚げした。


誰に対しても反り返って見下すポーズをとり、総理がペコペコするのが定番の光景
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引用:https://cdn.mainichi.jp/vol1/2017/08/28/20170828hpj00m010003000q/9.jpg



小池百合子も小沢チルドレン

新党を作るたびに野党を糾合したり、自民党の有力議員を引き抜き「時代の流れ」のようなものを作り出す魔力を持つとされている。

民主党に参加した2007年の選挙では「小沢チルドレン」を大量当選させ、2009年7月21日の衆院選で圧勝し、自民党から政権を奪い取った。

2010年に東京地検特捜部は政治資金規正法違反容疑で秘書らを逮捕、2010年10月に強制起訴されている。


2011年5月には、自身が擁立した管直人政権への内閣不信任案に賛成を表明したが、結局欠席している。

2012年7月2日には野田佳彦総理と対立して民主党を離脱し、国民の生活が第一を結党している。

小池百合子東京都知事は1992年に日本新党から初当選し、最初から小沢チルドレンの一人だったと言っても良い。


新進党、自由党でも小沢一郎の政党に所属し、その後は新党を転々として2002年に自民党入りし、2003年に小泉内閣で内閣入りしている。

小池百合子も小沢一郎に負けないほどの「裏切りぶり」で、この2人と一緒では夜も安心して寝れないでしょう。

小沢一郎は政界を引っ掻き回して「新しい世界」を作る才能があるが、作った世界は泥でできていて、すぐ壊れてしまう。

泥の城の王様といったところかも知れない。

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