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引用:http://www.news24.jp/images/photo/2017/09/20/20170920-101814-1-0004_l.jpg



でりしゃすO157事件

2017年の夏はO157が日本で猛威を振るい、多くの中毒者を出し犠牲者も出ました。

埼玉、群馬の惣菜チェーン店「でりしゃす」で8月11日に購入した11人が感染し、東京都の女児がなくなっています。

「でりしゃす」は「すき家」を経営するゼンショーホールディングスの子会社、日本リテールホールディングスが、2016年に97.10%の株式を取得し、実質的にゼンショーが経営していた。

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「でりしゃす」では食中毒以前から、惣菜を取るトングが汚い、調理係りが手袋をしたままレジ打ちしているなどの苦情があった。

レジ係りは不在の事が多く、客が呼ぶと調理室から調理係が出てきて、手袋をしたまま会計をし、また調理をしていた。

前橋市の調査ではトングの使いまわし、まな板、包丁の使い回し、マニュアルの不備などが発覚していました。


O157に感染した被害者は、「惣菜の皿にはトングがなく、別の場所のトングを使った」と証言していました。

「でりしゃす」では従業員と客がトイレを共用していて、従業員は靴を履き替える事になっていたが、実際には履き替えていなかった。

また同社では衛生管理は徹底されていたとして、指摘された不衛生を否定していた。


保健所は店舗や惣菜製造元を検査したが、O157の発生経路は不明なまま、調査を終了している。

「でりしゃす」は最後まで自社がO157の発生原因である事を否定したまま、全17店舗を閉鎖しました。

O157は最初ポテトサラダが原因とされたが、工場では発見されず、他の店舗の他の惣菜でも発生している。



感染経路不明なまま終息

一方で同じ日にポテトサラダ等を買った客には症状が出なかった人も多く、取り分ける「トング」が汚染されていたのではないかと疑われました。

トングは使いまわしていて、ある程度汚れると交換して洗浄したので、後で調査しても発見できなかったでしょう。

同じ遺伝子型ののO157は11都県で確認されていて、同じ発生源から伝わって広まった可能性が高い。


このO157は「VT2」の毒素を発生する型で、2017年8月14日から20日までの1週間に144人も感染していました。

9月4日から10日までは24人に減少していて、「でりしゃす」で販売した8月11日は、ほぼ感染ピーク時でした。

「でりしゃす」と遺伝子が一致する型は、7月末から8月に87人以上居たが、食事や行動に共通点はなく感染経路は不明なままです。


前橋市保健所では問題の店舗に年1回検査をしていたが、今まで問題があるという認識を持っていませんでした。

客と共用のトイレ、まな板などの使いまわし、トングの使いまわし、調理用手袋のままレジ打ちなどをチェックできなかった。

保健所では主に設備の不備や消毒の徹底、材料や商品管理を検査し、器具などの使われ方は検査項目から外れていた。


ただこれらを改善しても、O157の感染経路が解明されなかったので、何が原因か分からず来年も繰り返される可能性がある。

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