「排除」されたからこそ、人々は彼らに同情し共感した
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引用:https://pbs.twimg.com/media/DLIAZT3V4AAc_Nz.jpg



排除された立憲民主党

2017年10月の衆院選では、解散と同時に旗揚げした希望の党と、自民党の対決が注目されました。

一時は支持率で自民党にせまるかと思えた希望だったが、小池代表の「排除します」を転機にブームは沈静化しました。

民進党と希望が合流で合意し、民進が解党を決定した後で、小池代表は「全員は受け入れない。排除します」と発言しました。
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小池代表と希望の党は保守で憲法改正や自衛隊に賛成なので、反対する議員は受け入れないという事で、当然ではあった。

だがマスコミと世論は「野党全員が一つの党になって自民党を倒す」のに期待していたので、大きな失望を引き起こした。

野党全員なら自民党に勝てるが、野党の一部だけなら自民党の方が支持率が高く、獲得票も多くなります。


希望の党から排除された旧民主党の幹部ら、枝野・辻本・海江田・管直人らは「立憲民主党」を創設しました。

民進党や民主党は左派と右派が混在していたが、立憲民主党は民進党の左派議員だけで構成されている。

排除された立憲民主党はブームになり、希望の50議席より多い55議席を獲得しました。


排除され行き場を失った議員が集まり、急ごしらえの政党で野党第一党になったのは驚異的と見られている。

だが逆に、立憲民主は「排除されたから」こそ注目され、ヒーローになってブームを引き起こしたとも考えられる。

世界の歴史上こういうパターンは決して少なくありませんでした。


2007年の安倍首相は不人気だったが、挫折して再起すると国民は一転して支持した
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引用:http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/c3/be06770c1dbe122c8502bcc812446639.jpg



キリスト理論

排除されて結果的に得をした、もっとも有名な人物がキリストとキリスト教でした。

イエス・キリストはナザレで生まれ「ユダヤ人の王である」と名乗ったため裁判に掛けられて亡くなったが、3日後に生き返ったとされている。

キリストが生きていた頃のローマ帝国には決まった国教はなく、ローマ神話の神々が信仰されていました。


ユダヤ教やキリスト教は主流ではなく、邪教として迫害されていました。

神話の神々を信仰していたという事は多神教であり、一神教のキリスト・ユダヤ教とは相容れませんでした。

悪名高いローマ皇帝ネロは、キリスト教を邪教として徹底的に弾圧し、根絶やしにしようとしました。


ところがローマ皇帝が弾圧した事によって、皇帝に反発をもつ人々が信仰するようになり、非公認のまま信者を増やしました。

キリスト教弾圧は300年続いたが、キリスト教を弾圧する皇帝を否定する、新たな皇帝コンスタンティヌス1世はキリスト教に改宗してしまいました。

テオドシウス1世(300年代後半)の時代にはキリスト教は国教になり、逆にキリスト教以外の信仰を禁じ、弾圧を始めました。


もし皇帝ネロがキリスト教を弾圧せず、適当に共存させていたら、恐らくキリスト教はこれほど人々に支持されなかったでしょう。

希望の党から排除された議員たちは「ノアの箱舟」のように立憲民主党に集まり、キリストの弟子のように苦難を乗り越えて布教を続けた。

こうした姿は人々に感動を与えるが、「苦難」があったから感動するのであり、楽して認められていたら人々は感動しない。


対する安倍首相は衆院選を圧勝したが、2007年には持病の腹痛から総理を辞任し、二度と政界の主役にはなれないと考えられていた。

その後苦難を乗り越えたから人々は支持したので、挫折や苦労なく首相になった2007年の安倍首相に、人々は冷たかった。

苦難を乗り越えた者は人々に強く支持され、苦労なく権力についた者に、人々は付いて行かない。

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