安倍首相は主要スタッフを変えたがらないので、この2人は不動。
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引用:https://cdn.mainichi.jp/vol1/2016/06/13/20160613org00m020004000p/9.jpg


次期日銀総裁も黒田氏?

自民党の圧勝で終わった2017年10月衆院選の結果を受け、黒田日銀総裁が再任されるという見方が強まっています。

森友・加計騒動で安倍首相退陣が噂された事は、黒田総裁交代が当然のように言われていました。

金融緩和は限界だとか、インフレ目標を達成できなかったなど、マイナスの実績がメディアに取り上げられた。

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ところが10月22日に自民党が284議席を取ると、黒田交代を主張していた人達が、手のひらを返して「黒田続投」を主張し始めました。

経済メディアやアナリストは相変わらず変わり身が早いのに、妙に感心しました。

自称経済通の人ほど、株価や選挙の結果で流れが変わると、きのうとは逆の事を突然言い始めます。


きのうは自信満々で「日本経済は今度こそ本物」と言っていたのに、株価が下がると「だから駄目だと言っただろう」と突然ひっくり返します。

そういう人ほどテレビで経済見通しを語ったり、株価の予想で人気があり、投資セミナーが大人気だったりするのが不思議です。

それはともかく衆院選から数日間で、世の中の流れは黒田総裁続投に、がらっと変わりました。


黒田東彦(くろだ はるひこ)総裁は安倍晋三氏が2012年12月に総理になり、2013年3月に日銀総裁に指名されました。

安倍首相は自民党総裁選で、日銀の金融緩和を公約に掲げていたので、日銀総裁選びは非常に注目されました。

黒田総裁は最初から、安倍首相が金融緩和をやるために、日銀に送り込んだ総裁でした。



安倍・黒田チームは続投

2013年4月には2年間で物価上昇率2%を達成すると宣言し、2年間で約140兆円の緩和は黒田バズーカと呼ばれました。

黒田バズーカは2014年10月にも発射されたが、結果は知ってのとおり2回とも失敗に終わり、未だに物価2%は達成していません。

もっとも物価が上昇しなかったのは、政府が緊縮予算や消費増税で景気を冷え込ませた悪影響が大きく、日銀の責任だとは思いません。


金融緩和の副産物として超低金利になり、同時に日銀の国債買取によって、日本政府が払う国債利払いの負担が軽減されました。

また金融緩和で日本円が過剰に供給された結果、円安になり貿易黒字が回復し、輸出企業には好影響を与えました。

物価2%は達成できなかったが、金融緩和にはプラスの影響が大きく、アベノミクスの根幹を成しています。


もし黒田総裁が交代すれば、後任が金融緩和に積極的な人であっても、世界は「アベノミクスは終わった」と判断します。

安倍首相が黒田総裁続投を望んでいたのは明白であり、黒田総裁が去るという事は、安倍首相にはもう実権がなくなったのです。

黒田総裁の任期は2018年4月8日までですが、すんなり黒田氏の続投が決まるかで、安倍首相の政治力の強弱も読み取れる。

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