考試院はこんな感じで家賃2万円くらい
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引用:http://news.kbs.co.kr/data/fckeditor/new/image/20170418chs310.jpg



韓国ではホームレスが少ない

韓国では路上生活者が少なく、一見するとホームレスは少ないように見えるが、見えないように存在しています。

ソウルには数千人の路上生活者がいるが、ホームレス施設利用者も数千人が収容されている。

韓国にもネカフェ難民が存在し、「自分の家が無い人」は26万1038人(2011年)に達しています。

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その他に、「自分の家」はあるのだが、限りなくホームレスに近い人達が50万人存在し、それが「考試院」居住者です。

「考試院」は文字通り受験学生が勉強に専念するために宿泊する仮宿舎で、浪人とか受験生が泊まる場所でした。

ところが不況で家をなくした人が急増し、大量のホームレスが考試院を住居にするようになりました。


10年ほど前に日本では脱法シェアハウスというのが流行り、一つの部屋を区切って間貸ししていました。

考試院もほぼそのようなもので、元が6畳の部屋なら2畳ほどの部屋を複数作ります。

キッチン、トイレ、シャワーは共同で勉強机の他は寝る場所があるだけ、というのが従来のスタイルでした。


最近は4畳ほどでテレビ、冷蔵庫、エアコン、インターネット付きの高級物件も存在しています。

家賃は安いところで10万ウォン(約1万円)、高級物件で30万ウォン(3万円)以上といったところです。

2015年の調査ではソウルの1人暮らしの若者の37%が、考試院・ビニールハウス・屋上・地下などに住んでいる。


ビニールハウス団地、向こう側に立派なビニールハウスも見える
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引用:http://hr-oreum.net//photo/8/712/14.jpg



韓国のビニールハウス

この中で興味を引くのがビニールハウスで、ビニール製の違法住宅を指しています。

ソウル近郊には「ビニールハウス村」「ビニールハウス地区」があり、多数のビニール住宅が勝手に建設されている。

外観は農地で見られるビニールハウスそのままから、掘っ立て小屋をビニールで覆った物まで様々です。


日本ではブルーシートで小屋を覆う事が多いが、韓国では透明や黒っぽい素材が好まれるようです。

ビニールハウスは公有地に無断で、しかも数多く建てられていて、集団なので撤去が難しい。

仮に撤去したとして、家をなくした貧困者をどこに居住させるかが問題になるでしょう。


農業用ビニールハウスを立てている人達は貧困者の中では上の方であり、中は広く平屋住宅のようになっている。

掘っ立て小屋にビニールを貼った家のほうは、日本のホームレスのブルーシートハウスと同じで、いかにも貧しい。

さらにソウルなどには正規の合法住宅なのだが、貧困者が集まるスラムも多数存在しています。


足元に窓があったら地下住居、構造上雨が室内に入る
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http://image.ohmynews.com/down/images/1/poem7600_125754_1[6].jpg



地下住宅とは?

これらの貧困地区には(料金を払えないため)電気や水道などが十分ではなく、冬でも灯油を買えないので暖房もない。

さっきの統計にあった「屋上・地下」は屋上に違法に建てられた小屋やビニールハウス、地下空間の「部屋」に住んでいる人達を指す。

これら全てを合計すると、韓国で正規の住宅に住めない人は100万人に達していると推測されている。


韓国では必要最低限の住居は1人暮らしで14㎡(日本は25㎡)と成っているが、最低基準に満たない人が約203万世帯存在している。

考えられないのが2010年の政府統計で「地下居住者が51万世帯、屋上が4万9000世帯」と書かれていた事です。

屋上は想像できますが、地下空間とはなんなのか、調べてみると韓国では建物を立てるとき、物置のような牢屋のような、小さな窓がある半地下室を作るようです。


建築制限の抜け道だと思うのだが、非常に安い家賃で賃貸し、そこに住む人達が50万人居ます。

エアコンはまずなく、換気も悪く、雨季には地下なので雨が侵入するそうです。

これも貧困に含めると150万人が、まともな住居がない人達になります。


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