皇帝型国家は皇帝が強ければ強いほど、交代時に混乱する
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独裁国家が繁栄する21世紀

1980年代まで共産国家や独裁国家は例外なく混乱し、貧困や騒乱にあえいでいました。

平和を謳歌し繁栄しているのは日米欧の西側民主主義国だけだったので、経済的繁栄は民主主義がもたらしたと考えられていた。

共産主義や独裁主義は経済的に破綻するので、やがて全ての国は民主化するだろうと西側の学者達は考えた。

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それから数十年が経ち、世界には驚くほど共産国家や独裁国家が繁栄し、西側民主主義国は相対的に衰退した。

80年代の経済学者が「絶対に有り得ない」と考えていた事が、2017年には普通の現実になっています。

繁栄している独裁国家の筆頭が中国で次がロシア、無数の中東産油国や資源国の指導者は、ほとんどが「王」と名乗る独裁者です。


中東のチャンチャラおかしい「王」たちの正体は、王になる前は盗賊やテロリスト、武装集団の一味なのは周知の事実です。

南米やアフリカの国々の多くも独裁者の国で、民主国家のほうが少ないし、繁栄する民主国家となるとむしろ例外と言える。

独裁国家の親分の中国は資本主義国ですらなく、共産党が経済を支配し、インターネットも共産党が統治しています。


ネット上の書き込みは共産党が管理し、どの企業が成功するかも共産党が決定しています。

アリババ、バイドゥ、テンセントなど中国のネット企業はいずれも共産党と癒着し、見返りにライバルを排除してもらっています。

ロシアでも事情は同じで、インドやトルコ、中東諸国でもほとんど同じような「ネット上の独裁国家」が形成されています。



経済独裁国家の問題

インターネットだから世界中が自由だ、などと考えるのは一部の白人と日本人くらいしか存在しません。

世界では「インターネットは政府に監視され、情報は秘密警察に知られている」のが常識です。

こうした独裁国家や軍事国家の繁栄を招いたのは中国の成功で、90年代から次々に独裁国家が誕生しました。


80年代には「民主主義でなくては成功しない」と考えられていたのが、90年代には「独裁国家のほうが成功する」に変わりました。

そして非民主的国家の最初の成功例になったのは皮肉にも日本で、高度成長期には「開発独裁国家」として西側から批判されていました。

戦前は軍事独裁で、戦後は官僚指導の経済独裁に変わったというわけで、中国は実は日本の真似をして開発独裁を始めました。


経済を国家が主導し、巨大プロジェクトをバンバンやって経済成長し、国が豊かになり西側を追い抜くほどになりました。

その後日本は借金で火達磨になったのだが、この経済独裁型国家は、借金を増やす事で経済成長します。

中国を筆頭に、経済独裁国家も借金が限界まで達したときに、それ以上の経済成長は不可能になるでしょう。


もう一つの問題として中国やロシアのように、1人の指導者が強力な権力を持つ皇帝型国家では、指導者の交代時に混乱が生じます。

民主国家では平和時に交代するが、独裁者は独裁権力が強ければ強いほど、交代時の混乱も巨大になります。

ロシア革命や辛亥革命、明治維新などが混乱の最たるもので、ソ連崩壊も要するに独裁国家の指導者交代の混乱でした。


強すぎる権力の交代と、経済独裁国家の経済的限界が同時にやってきたら、破壊的な混乱が生じるかも知れません。

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