弁護士とともに記者会見するカルプレス元社長
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引用:https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20170711004992_comm.jpg



マウントゴックス事件とは


2014年2月28日にビットコインの取引所「マウントゴックス」が85万ビットコインを何者かに盗まれたと発表しました。

被害総額は当時のビットコイン価格で470億円程度に達し、同社は債務超過に陥って民事再生法の適用を申請しました。

この事件はその後急展開し、マルク・カルプレス社長自身がビットコインを自分の口座に移し変えたとして、2015年8月1日に逮捕された。

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カルプレス社長は2016年7月14日に保釈されたのだが、その後ビットコイン価格が急騰して、同氏の保有資産が1,000億円を超えたと言われている。

現在1ビットコイン=71万円超なので、85万ビットコイン全てをカルプレス氏が持っているとすると、その価値は約6035億円になる。

マウントゴックス事件の被害者への保証は、同社が経営破たんした2014年4月時点で計算される。


当時は4万5,000円ほどだったので顧客の75万ビットコインの価値は319億円で、319億円だけを返金すれば良い。

カルプレス氏は現在、何枚のビットコインを所有しているのか、公式に保有しているコインだけで20万ビットコイン以上だとされています。

20万ビットコインの価値は1420億円なので、カルプレス氏は319億円だけを顧客に支払い、1000億円超を手元に残す事もできる。



返すのは当時の価格か、現在の価格か

仮に顧客への保証金を2倍に増やす替わりに示談するようにしても、まだ800億円近くが残る。

そしてカルプレス氏の会社が公式に所有している以外の、個人的なビットコインが何枚あるのかは、分かっていません。

火事場の焼け太りというのか、自分で火を付けておいて最終的に巨額の利益を得る可能性があります。


マウントゴックス事件を同氏は自分の犯行と認めておらず、警視庁も「他に実行可能な人物が居なかった」のを根拠にしています。

マウントゴックス社のPCや回線、建物に外部から侵入した形跡がなかった、だから社長が犯人だという主張で、直接の証拠は発見されていない。

盗まれた顧客はおそらく「当時の換算金額ではなく、現在のビットコイン価格またはビットコインそのものを返還しろ」と今後訴訟を起こすでしょう。


返還義務があるのは果たして当時の金額なのか、現在の金額なのか、話を難しくするのが2014年当時ビットコインは日本の法律で「資産」ではなく「ゲームコイン」と位置づけられていた事です。

グリーやモバゲーのコインを盗まれたのと同じで、その後の市場価値と関係なく、「盗まれた当時の価値」で返還すると言われています。

もしビットコインで返還するという命令が出た場合、盗まれた75万コインに対して、カルプレス氏は現在、20万コインしか保有していません。


この事件は最終的な解決まで、まだまだ揉めそうです。

それにしても消えた85万ビットコインの残りは、一体誰が持っているのだろうか?

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