このグラフの先は必然的に、水道水が飲めなくなるのを意味している
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引用:公明党https://www.komei.or.jp/var/files/storage/images/news/detail/20160831_21147/556121-1-app-WF/_1.jpg



水道水は飲めなくなる

日本は水道の水をそのまま飲む事ができる、世界で10カ国しかない国の一つだそうです。

だが10年後か20年後には飲めない地域がでてきて、数十年後には日本中で飲めなくなる可能性が、指摘されています。

理由の一つは設備の老朽化で、もう一つが水道事業者の経営悪化、そして水道技術者の減少が上げられています。
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これらは相互に結びついていて、人口減少や公共事業費削減、人材育成の軽視、旧態依然とした行政などが原因です。

現在の水道は明治時代から戦前に基礎が作られ、戦後の成長期からバブル期に完成したものでした。

バブルの頂点から暫くは景気テコ入れのために公共事業費が増やされたが、その後「公共事業悪玉論」で大幅カットされました。


水道は老朽化してもすぐに使えなくなる訳ではなく、数十年超過しても一応蛇口から水は出てきます。

だが水道水はだんだん赤茶けた錆びや土を含むようになり、結局生水を飲めなくなります。

公共事業費が減らされた上に水道料金を支払う人口も減少しているので、水道会社は必要な設備更新ができません。


同じ公共設備でも電気会社大手は全国に10社しか存在しないのに、水道事業者は1344社も存在しています。

市町村が一つずつ水道事業者を持っているのだが、これはあまりに非効率で、水道危機の原因になりかねません。

こんな小さな水道事業者では人材育成もできず、職員は高齢化していて、若者はほとんど居ません。



水道自由化すれば田舎の過疎化が進む

いざ水道の大改修を全国規模で始めようとしても、その時にはすでに水道工事できる人材が居ないかも知れません。

小さな水道事業者が無数にあるので、例えばJRのように大都市の利益で赤字路線を支える事はできず、赤字なら閉鎖されるだけです。

アメリカは水道も資本主義なので、過疎地域では水道水が飲めないのは当たり前で、水道がない地域もかなり多い。


日本では水道の民営化が始まろうとしていて、始まったらバタバタと赤字水道会社は民営化され統合されるでしょう。

ここで問題なのは、国は電気のように「全国統一価格」ではなく、ガスのように「自由価格」にしようとしている事です。

現在ガス価格は全国で数倍の差があるが、水道も同じように都市では安く、過疎地ほど高くしようとしています。


ガス料金の制度もそもそもおかしいのだが、加えて水道料金も田舎だから都会の数倍であったら、田舎はますます衰退するでしょう。

水道会社は(ガス会社も)一地域に1社しかないので、使わないか言い値で契約するしかなく、利用者に選択権は一切無い。

こういうジャンルを民営化しても成功例がないのだが(刑務所など)、国は水道を民営化すれば良くなると言っています。

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