オバマ時代も実はそれほど減っていなかった
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米軍は歴史的大軍拡

米国防予算はイラク戦争時に戦費込みで7,000億ドルに達したが、その後5,000億ドル(約55兆円)を割り込むほどに成っていました。

米上院は11月16日、5490億ドルから大幅に増額する7,000億ドル(約77兆円)の2018年度国防予算を可決しました。

トランプ大統領が提示していた6,030億ドルを大幅に上回る規模で、大統領選の公約だった「歴史的規模の大軍拡」が可能になる。

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米国はブッシュ時代に中東に出兵し国防費が拡大し、オバマ政権になっても前半は前線の戦費が抑えられなかった。

ブッシュが大統領になった2001年の国防費は3000億ドル程度だったが、2009年には6,000億ドルになっている。

基本予算の他に戦費もかかっているので、2,010年には過去最高の6,800億ドル近くに達した。


オバマによる軍縮が断行されたのはこの後で、2017年は費基本予算5,239億ドル、総額で5,827億ドルだった。

2018年は基本予算が6,342億ドルで国防費総額が7,000億ドルなので、基本予算で約1,000億ドル、総額で約1,200億ドル増える。

もっとも米国の軍事専門家によれば、政府が発表しているのは「表の国防費」だけで、他に「裏の国防費」が存在している。



米軍の裏の国防費とは

ニューズウィーク紙によると2017年の国防費は5,827億ドルだったが、他の省庁の国防関連予算を含めると6,080億ドルだった。

他にも社会福祉や医療、輸送、海外支援など様々な名目で軍事費は分散されていて、実は誰も本当の総額を知らない。

例えばイラク戦争ではイラクに輸送した物資の大半が兵器以外の物で、トイレットペーパーやアイスクリームも含まれる。


しかも大半は米軍と関係なく民間輸送会社が輸送し、アメリカを通さず世界のどこかから中東に運び込まれた。

国務省やどこかの省庁の予算で民間船舶が、中東にアイスクリームやハンバーガーを送って、実際には戦場の兵士が食べていた。

兵士に掛かるお金の多くが戦争終了後に発生していて、軍人恩給や年金、医療費、社会復帰のための教育費などがかかる。


これらは軍事費以外から支出されているが、実際には戦争に参加した軍人のために使われている。

平時においては国防支出全体を把握できるが、戦時や戦後数十年間は、直接的な軍事費以外にも、多くの国防支出がかかる。

今までで国防費が最大だったのは2011年の7000億ドルだったが、まだ中東からの撤退は終わっておらず、もっと多くの戦費がかかったと推測できる。


今回米上院は7,000億ドルの国防費総額を認めたが、もし北朝鮮との戦争が現実になると、直接的にも裏の国防費としても、もっと多く必要になる。

そしてこれだけの軍事費を支出しても、かつて世界の軍事費の過半数を占めていたが、現在は4割以下になっている。

それだけ新興国や中ロの軍事費が拡大し、アメリカが唯一の軍事超大国を維持するのが難しくなっている。

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