プーチンは常に外交の主導権を握り相手を振り回すが、小手先の小細工が多い
0022929735
引用:https://www.jiji.com/news/photos/photo_news/images/658/0022929735.jpg



ロシアの現状

各国がロシア外交について検討するとき、ロシアという国家以上に、プーチン個人がどう考えるかを重視している。

ロシアは民主主義の筈だが、大統領個人が国を代表するシステムは、ジンバブエの独裁者と変わらない。

そのロシアはウクライナが安全保障上、アメリカとロシア陣営のどちらに帰属するかで、激しく対立してきた。

          スポンサー リンク



歴史上ウクライナはロシアの周辺国家で、住民は東部やクリミア半島ではロシア系住民が多い。

米露でウクライナを奪い合った挙句、ロシアはクリミア半島を併合し、東部ウクライナの一部で、独立勢力を支援している。

ロシアは欧米や日本から経済制裁を受けて閉塞状況になり、活路を開くためにシリアへ侵攻しIS空爆を行った。


ロシアが空爆していたのは、ISも含まれていたが大半は「親欧米武装勢力」でシリアから欧米を一掃する目的だった。

ISはシリアから消えて、シリア政府とロシアは中東の重要地域を手中に収めた。

プーチンの目論見ではここでアメリカは降参し、ロシアへの経済制裁を解除すると考えていたと思われる。


だがトランプ政権になっても制裁は解除されず、ロシアにとってシリア進駐費用が負担になっている。

制裁下のロシア経済はうまく統制されているおかげで破綻していないが、欧米との貿易や投資交流は遮断されたままです。

ここでロシアはアメリカとの関係がぎくしゃくしているサウジアラビアに手を出そうとしています。



プーチンの小手先外交

サウジとアメリカは同盟国だが核やミサイル開発、人権問題などで絶えず対立している。

またサウジはIS(イスラム国)と同じスンニ派だったため、アメリカの有志同盟に参加せず、密かにISを支援していた。

アメリカと対立するサウジに手を差し伸べたのがロシアで、長年対立していたが反米で手を組んだ。


米トランプ大統領は大慌てで最初の訪問国にサウジを選び、12兆円の兵器の売却許可を出した。

オバマ前大統領はサウジを人権問題などで批判し、米国製兵器を売らないようにしていたのでした。

アメリカと対立する国があればロシアが接近し、反米で手を結んでロシア側に取り込む、という事をしています。


プーチンが取り込もうとしている国の一つは日本で、北方領土で揺さぶって米国から切り離そうとしています。

だがその条件は「日本は北方領土に金だけを出し、所有権はロシアのまま」という魅力のない物なので、本土の日本人は興味を失った。

だが鈴木宗男のような北海道の人間には「日本政府が金を出して北方領土を開発する」のは新たな利権であり、金儲けになる。


安倍首相は一度決めたロシア交渉を変更しようとせず、金だけ払って北方領土の帰属権を手放そうとしている。

こうして見るとロシアは世界中でアメリカや日本を手玉に取っているが、プーチンの手法はいつも『小手先』のものだとする批判もある。

思いつきであっちを攻めたりこっちを攻めたり、諸葛孔明のように華麗だが、結局孔明は大局を変えられずに国を滅ぼしてしまっている。


プーチンの小手先外交は華麗だが、次第に八方塞になり、追い込まれていく可能性が高い。

          スポンサー リンク


          スポンサー リンク