男性労働者の20%以上が非正規で、社員であっても悪条件で働く人はもっと多い。
これでは結婚できなくて人口が減るし、収入が少ないので消費も生産も減る。
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引用:https://www.nissay.co.jp/enjoy/keizai/images/pict_65_02.gif



好景気でも取り残される人達

日本の景気は徐々に回復しているそうで、失業率が低下し、時給は上昇している。

大卒や高卒の求人倍率は空前の売り手市場になり、企業は若者を取り込もうとしている。

労働者を確保するため非正規やバイトを正社員に登用する動きもあり、雇用環境は改善にむかっている。

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その一方で置き去りにされているのが、デフレ不況や氷河期世代で就職しそこなったり、失業した人達です。

就職氷河期は1970年代生まれなので、既に45歳以上の中年になり、いまも正社員として就職できていない人が多く存在する。

正社員と一口に言っても、将来に渡って収入や地位が保証される事が重要なので、名前だけ正社員になっても意味がありません。


「ワンオペ」で有名になった牛丼チェーンが、バイトを正社員に登用する制度を発表していたが、その条件は酷いものだった。

全国で最も優秀な成績を上げたアルバイト従業員を、最も悪い条件で正社員にする「可能性がある」というものでした。

一体なんで全国で最も優秀なバイトが、最低レベルの正社員よりもっと低条件で雇われなくてはならないのか、こんな「正社員」には魅力がありません。


世の中には正社員募集、正社員登用と書いた求人が増えているが、不況になったら切る「首きり要員」を社員として募集する会社も存在している。



国を脅かす中年フリーター問題

総務省の調査では非正規労働者は約1980万人、このうち779万人が35歳から54歳の中年世代となっています。

もっと範囲を広げて30代から50代とすれば、1,000万人近い中年フリーターが存在するかも知れません。

日本の就業者数は6581万人なので、全労働者の7人に1人以上が「中年フリーター」だと言えます。


中年にまるまで定職に就かないのは特殊な人達、あるいは本人の努力の問題、と考えているとしたら大変な間違いです。

本人のせいか環境や時代のせいかはともかく、日本のかなりの労働者は定職がなく、将来の保証も退職金もないのです。

定職がないから結婚できず、したがって子供も作らず、低収入なので保険や年金にも加入せず、働いても退職金はでません。


ということはこうした労働者たちが高齢者になった時、貧困老人や破産高齢者が激増するという事です。

この問題を放置すれば日本の生産力や消費はまずます減少し、ひいては国力が衰退し、回復困難になるでしょう。

中年を迎えた氷河期世代やデフレ失業世代に、将来の保証や安定を確保する事が、日本の将来のためにも重要になります。

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