中国で多い『421家庭』祖父母4人、夫婦2人、子供は一人だけ
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引用:http://www.homemom.ca/album/photos/resized2_395.jpg



北京と上海が人口減少

中国では2017年に北京と上海の2大都市が、同時に人口減少しました。

減少率はわずかではあるものの、今後の少子高齢化や人口減の前兆ではないかと言われています。

北京市の人口は約2170万人で、前年より2万2000人(0.1%)減少し、上海は約2418万人で1万3700人(0.05%)減少した。

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2大都市両方の人口が同時に減少したのは、毛沢東による大躍進と文化大革命で、数千万人がなくなって以来でした。

北京市は将来の人口を2300万人までに抑制する方針で、地方からの出稼ぎ労働者や、製造業工場を追い出している。

上海市も同じように人口の上限を2500万人までに抑制する方針で、出稼ぎ労働者などを追い出している。


こうした要因はあったものの、都市部における少子化の影響があったのも否定できない。

北京は工場や石炭ストーブの影響で世界最悪の大気汚染が発生し、『脱公害』が大きな関心事になっている。

過去5年間に2000社近くを閉鎖し1万8000件の新規事業登録を拒否、今年1年だけで500社の工場を北京から追い出す。

2017年だけで2万6000もの個人工場を摘発して閉鎖させたと言われている。


中国の出生率は徐々に減少したため、2016年に一人っ子政策を廃止して『二人っ子政策』を始めました。

名前で分かるとおり夫婦で子供2人まで認める政策だったが、2015年の出生数は1655万人で32万人減少しました。

2016年は出生数1786万人で131万人増加したが、2017年は出生数1723万人で63万人少なかった。



迫る少子高齢化

二人っ子効果はわずか1年で効果が消滅し、今後も出生数の減少が続くのではないかと言われています。

内訳としては2人目は162万人増えたが、1人目が249万人も減ったので、トータルでは131万人減少となった。

国家衛生計画生育委員会は、二人っ子政策で出生数は2000万人になるだろうと説明していました。


中国の少子高齢化はすでに進行していて、労働年齢人口(16から59歳)は6年連続で減少しています。

60歳以上の高齢者は現在2億4000万人だが今後急増し、1人の年金受給者を2人以下の加入者(労働者)が支えるように成る。

中国では「421家庭」という言葉があり、「4人の老人、2人の子供、1人の孫」という家族構成が多い。


「1人っ子政策」の結果夫婦で1人の子供しか居ないので、世代が交代するたびに人口が半分になるのを示しています。

黒竜江省では年金受給者1人を1.3人の加入者が支えていて、すぐに中国全体がこうなると見られている。

子供夫婦は両方の親4人の老後の面倒を見なくてはならず、年金や社会保障は不十分なので、高齢のホームレスが増加している。

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