「嘘を現実にする男」イーロンマスクCEO
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引用:https://www.newsweekjapan.jp/stories/assets_c/2018/01/webt180131-musk-thumb-720xauto.jpg



1台300万円の赤字

テスラの2017年10から12月期決算が発表され、6億7535万ドル(約740億円)の最終赤字となった。

先に発表されていたテスラの2017年の第4四半期販売(納車)台数は2万9870台、通年では10万1312台になった。

前年比33%の大幅増となったが、喜ばしいのはここまでだった。

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第4四半期生産台数は2万4565台と前年比1.3%減と後退しており、本当に『納車』したのか疑わしい。

生産台数より多い販売台数の5305台は、(他のメーカーもやっているが)登録だけして恐らくまだ納車はしていない。

実際には2万5000台だったとして、赤字の金額740億円を割ると、1台生産するごとに約300万円も損失を出している。


仮に2万9870台で計算しても1台あたり約250万円の赤字と、他のどんな企業でもとっくに倒産している金額だった。

1台当たりの赤字も合計の赤字も拡大していて、2017年7月から9月期決算では、1台あたり2万3686ドル(約267万円)の赤字だった。

赤字の主要な原因は品質を保ったまま生産台数を増やせない事で、年30%の生産増加が精一杯のようです。


テスラは新型車「モデル3」で週5000台生産、したがって年間26万台を目標にしていた。

26万台を達成したら50万台、次は100万台になり、やがてトヨタやVWの1000万台を超えると豪語していました。

イーロンマスクCEOは「2018年後半には黒字化できる」と言っているが、そのためには週5000台生産を実現しなくてはならない。



赤字企業に巨額投資続ける投資家

テスラは2017年後半に商用トレーラー「セミ」、スーパーカーの「ロードスター」を同時に発表し高性能振りが注目された。

こうした新型車をショーモデルとして開発するのは小額で済むが、市販するにはまたお金が掛かる。

2018年にテスラは「モデル3」「セミ」「ロードスター」の生産設備に40億ドルを必要としています。


2017年末の保有現金は33億ドルなのでまったく足りず、今年中に新たな資金調達をする必要があります。

テスラが1台200万円の赤字でも経営を続けられる秘密は、上昇し続ける株価で、資産担保証券(ABS)を発行して資金を得ていた。

40億ドルもの新たな資金を調達するには、株式の大規模な公募・売り出しを実施する必要がある。


イーロンマスクCEOが発表した目標を達成するには、今後数年間で200億ドルもの資金を調達する必要がある。

今までと同様にテスラに投資家から高い人気があれば問題ないが、株価が下落するようだと困難になる。

気になるのはボルボや日産、GM、トヨタらが次々にEVを開発し量産に入っていることで、彼らは量産に関してはテスラより優れている。


テスラのEVは超高性能を誇るが、フェラーリを買う人が少数なように、多くの人は経済的な車を求めている。

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